環境フォト・コンテスト2022
創刊59年のビジネス誌『PRESIDENT』と、各分野から集結した企業のコラボレーションによる一大イベント、「環境フォト・コンテスト2022」。今回も多くの写真をお送りいただきました。本記事では参加した各企業の思い、受賞作品についてのコメントをまとめました。

 

参加者の「地球環境への思いを込めた1枚」が届く

環境フォト・コンテストは2022年で第28回を迎え、毎年多くの方にご応募いただいています。2年前からは「大学生部門」を新設、以前にも増して幅広い年齢層の方にご参加いただいています。今回は9社にご協賛いただき、各募集テーマに沿った作品を選んでいただきました。各社のコンテスト参加に寄せる思いと優秀賞作品をお伝えいたします。

2022年環境大臣賞/環境フォト大賞「いのちのたび」有馬猛さん
2022年環境大臣賞/環境フォト大賞「いのちのたび」有馬猛さん

ポストコロナへ向けて、環境問題の新たな展望を示す

協賛:公益財団法人旭硝子財団様

◎募集テーマ「自然の中にある幸福」

2022年優秀賞「メルヘンの世界へ」間部碩敏さん
2022年優秀賞「メルヘンの世界へ」間部碩敏さん

真に豊かな社会と文明の創造に向けて、研究助成や地球環境国際賞「ブループラネット賞」による顕彰を行う同団体。当コンテストへの協賛も重要な活動手段の一つと位置づけていらっしゃいます。参加者にはコンテストに応募するための題材を探したり、また他者の応募作品を見ることで身の回りにある自然環境の美しさや大切さを再認識するきっかけになれば、と語っていただきました。募集テーマ「自然の中にある幸福」は、雄大なものから身近な気づきまで、参加者が感じた自然における幸せを表現してもらいたい、という思いが込められています。

「三方よし資本主義」で目指す世界とは

協賛:伊藤忠商事株式会社様

◎募集テーマ「地球のめぐみ」

2022年優秀賞「生きる糧」門間直美さん
2022年優秀賞「生きる糧」門間直美さん

全てのステークホルダーに貢献する「三方よし資本主義」を掲げ、本業を通じたSDGs(持続可能な開発目標)への寄与、業界に先駆けた脱炭素社会の実現を目指す伊藤忠商事。第2回から継続してご参加いただいています。総合商社という業態で、B2Bのビジネスが多くを占める同社にとって、当コンテストはさまざまな取り組みを一般の方々に知っていただける貴重な場となっていると感じていただいています。情報やサービスも含めた、世界の「あらゆる地域のあらゆるもの」をビジネスとして取り扱う同社の思いは、「地球のめぐみ」という募集テーマにも色濃く反映されています。

森と共に歩み、森の力で未来を変えていく

協賛:王子ホールディングス株式会社様

◎募集テーマ「森の力で未来を変える」

2022年優秀賞「森に遊ぶ」大谷智巳さん
2022年優秀賞「森に遊ぶ」大谷智巳さん

自然環境と密接に関係した事業を行う王子グループにとって、美しい自然と資源を次の世代に残していくことは重要なテーマになっています。当コンテストへの参加は、思いを皆さんと共有できる貴重な場、と語っていただきました。王子グループでは国内外に日本企業で最大となる約58万haの社有林を保有しており、そうしたかけがえのない森の役割や重要性を伝えるべく、一貫して「森」をキーワードとする募集テーマを設定しています。今回から、募集テーマを「森の力で未来を変える」に変更。多様な力を持つ森を守り、次の世代に引き継ぐことで地球の未来を変えていきたいという思いが込められています。

「世界を代表するフォトライフ・カンパニー」へ。グループ全体で取り組みを加速

協賛:株式会社キタムラ様

◎募集テーマ「写真の力~レンズがとらえた瞬間~」

2022年優秀賞「Midnight conductor」小泉正樹さん
2022年優秀賞「Midnight conductor」小泉正樹さん

グループ全体で写真文化発展と環境保護を両立させる取り組みを加速させる同社は、自社でも美しい自然をテーマとする独自のフォトコンテストを開催しています。同社開催のフォトコンテストは事業活動の一環であるのに対し、本コンテストは社会的な活動の一環としてご参加いただいています。「写真の力~レンズがとらえた瞬間~」というテーマに沿って、目の前にありながらもなかなか気づくことができない刹那の輝きをとらえ、思わずハッとさせられるような写真作品を応募してほしい、と語っていただきました。

美しく彩られた世界を後世に伝えていくために

協賛:大日精化工業株式会社様

◎募集テーマ「環境色彩」

2022年優秀賞「コロナ終息祈願」本田和博さん
2022年優秀賞「コロナ終息祈願」本田和博さん

同社は1931年の創業以来、色材や機能性素材などを通じて社会に彩りと利便性を提供してきました。行動指針により「未来は子供たちのもの」という考えの下に、1994年の第1回環境フォト・コンテストからご参加いただいています。「地球上の美しい色彩」を後世に継承する重要性を発信するとともに、多様な視点から「環境の意味」を捉えてほしい、という同社の思いを感じます。

「未来に欠かせない」価値あるものを生み出していく

協賛:大日本印刷株式会社様

◎募集テーマ「大気のうた」

2022年優秀賞「霧中桜」松井大典さん
2022年優秀賞「霧中桜」松井大典さん

印刷事業に長年にわたって携わる中で、写真が持つ力を強く認識してきた同社。さまざまなメディア、コンテンツにおいてビジュアル表現を展開しているほか、国内外で写真プリント用の部材やサービスを幅広く取り扱うなど、写真関連の事業にも注力しています。こうした企業活動によって写真の力をさらに引き出しつつ、同時に地球環境への負荷軽減、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みの一環として、当コンテストを有効な手段と考えご参加いただいています。募集テーマに寄せられた作品から、自然との対話を積み重ね、その大切さを社会に発信しようとする姿勢を感じていらっしゃいます。

事業を通じて地域・社会に貢献し、すべての方々の「幸せ」を実現

協賛:株式会社タカラレーベン様

2022年優秀賞「初めての手押しポンプ」佐藤幸雄さん
2022年優秀賞「初めての手押しポンプ」佐藤幸雄さん

◎募集テーマ「水と暮らしの幸せ」

不動産事業やエネルギー事業などを全国で展開する不動産総合デベロッパーの同社は今回がコンテスト初参加。今年9月に創業50年を迎える同社は、新たにホールディングス化を行うなど、常に時代の変化に合わせ、変革を実行してきました。一貫して取り組むのは「事業を通じた地域・社会への貢献」です。募集テーマの「水と暮らしの幸せ」は住まいの提供を通じて幸せの実現を目指してきた同社の想いを表現したものになっています。

 

グランプリ受賞の喜びを胸に、サステナブルな取り組みの輪を広げていく

協賛:日本生命保険相互会社様

◎募集テーマ「たくましく生きる力」

2022年優秀賞「棚田の苦労」柳瀬真さん
2022年優秀賞「棚田の苦労」柳瀬真さん

本コンテストにおける募集テーマは「たくましく生きる力」。このテーマに込められた同社の思いをまさに体現したような作品が、昨年見事グランプリを受賞しました。2022年度より、コーポレートプロモーション部を新設し、サステナブルな取り組みを積極的に発信していく方針に。より良い取り組みを発信することで同士が集まれば、地球や社会に対してよりポジティブな影響を与えることができる、と伺いました。

持続可能な社会の実現に欠かせない「共存」のさらなる発展につながる取り組みを加速

協賛:日本たばこ産業株式会社様

◎募集テーマ「共存」

2022年優秀賞「語らい」三好啓司さん
2022年優秀賞「語らい」三好啓司さん

今年2月に「JTグループ環境計画2030」の目標値を上方修正するなど、サステナブルな取り組みを加速させている日本たばこ産業。経営理念やグループのミッションを通じて「他者との共存」の重要性を説く同社は、「自然と人との共存」も同様であると考えています。このような「共存」の重要性に共感いただける方々の写真を発信することで、世の中の「共存関係」のさらなる発展につながればという想いが込められたテーマでご参加いただいています。

 

「環境フォト・コンテスト2023」開催!

2022年6月22日(水)より、「環境フォト・コンテスト2023」の作品応募受付を開始いたしました。今回より、新たに商船三井様にご協賛いただきます。さらに盛り上がりを見せる「環境フォト・コンテスト2023」にご期待ください。