コロナ禍での健康志向に応える販売戦略を
キリンビバレッジの営業ウーマンの松園明子さんが担当するのは、全国に約2000店舗を展開するドラッグストアの本部だ。
営業チームは2人体制で、松園さんは内勤のサポート業務を中心に行いつつ、商談にも同行。クライアントに提案する数字の分析などを主に担うが、コロナ禍以前は、週1ペースでクライアントと直接対面して打ち合わせる機会もあったという。
その営業スタイルが、コロナ禍の完全リモートで大きく変化。しかし、「こまめな電話やメールで、営業先とのコミュニケーションを途切れさせないようにしました」と、関係性の維持を心がけている。
「ドラッグストアの営業では、限られた飲料の棚にいかに自社商品を置いてもらうかが勝負です。そもそもドラッグストアを訪れるお客様は健康志向の高い方が多いので、そういう方々に自社製品を購入していただくために、どこまで健康価値を提供できるかが大きなポイントです」
その意味では、商品に関連した健康に関する知識を現場の店舗スタッフにどれだけ提供できるかも、重要な営業戦略のひとつだ。