宣伝ばかりではNG! SNSで最大の効果を出す7つのポイント

ユーザーと接点を持ち、ファンを育てることもできるSNSは効果的に活用すればイメージアップや売り上げにつながる。SNSマーケティングで最大の効果を出すポイントを紹介。

見る人が楽しめる投稿でユーザーと関係を深めよう

企業がSNSを導入する最大のメリットは、ユーザーと直接つながって情報を届けたり、生の声を集めたりとマーケティングに生かせること。公式アカウントの投稿で新製品やキャンペーンを告知する、インフルエンサーを活用する、アクティブサポートにつなげる、SNS広告を出すなどの方法があります。しかし、思うように効果が表れないということも。ありがちな失敗例としては、一方的な宣伝ばかりになってフォロワーが離れてしまうこと。

Instagram画面

SNSとは本来、インターネット上で友人・知人同士が交流する場です。企業アカウントとしても、見る人が楽しめるようなコンテンツを意識してユーザーとの関係性を深め、最終的に自社製品やサービスのファンになってもらうことをめざしましょう。

今、もっとも勢いがあるSNSといえるのがインスタグラムでしょう。ユーザー数の伸びが著しく、新機能も続々と搭載されています。検索タグが人気で、表示される投稿はユーザーの好みをAI(人工知能)が分析してパーソナライズされています。多くのユーザーに好まれるような投稿を発信していくことが、今後ますます求められていくでしょう。

1. ハッシュタグを有効活用する

ハッシュタグはTwitterでは3個前後、Instagramでは最大数の30個をつけて活用しましょう。大・中・小テーマでつけるのがコツ。パンケーキ店の投稿なら、大テーマは「#パンケーキ部」、中テーマは地名を加えた「#銀座パンケーキ」、小テーマは「#店名」といった具合です。

2. Instagramのストーリーズ、フィードを使い分ける

フィード投稿はアカウントの世界観が伝わる統一性のある内容にしましょう。ストーリーズはユーザーと交流を深める場として、親しみやタイムリーさを感じさせる内容にします。例えば、アンケートや新製品のキャンペーン、企業の舞台裏といったコンテンツが適しています。

3. インフルエンサーは自社との親和性で選ぶ

インフルエンサーはフォロワー数だけでなく、得意ジャンルやフォロワー属性などを参考に、自社商品やサービスとの親和性で選びましょう。フォロワー情報は管理ツールから、アカウントを持つ本人が確認可能。インフルエンサーは代理店を介して探してもらうこともできます。

4. アカウントの「中の人」がインフルエンサーになる

社員自らが企業名や実名を明かしてインフルエンサーとして発信するケースも。自社製品やサービスについて、説得力のある発信ができるのがメリットです。また、「中の人」のキャラクターを立たせ、ユニークな投稿でフォロワーと友好的な関係を築いている企業もあります。

5. 宣伝ばかりの発信はNG。共感できる投稿を

企業アカウントとはいえ、宣伝ばかりではフォロワーが離れてしまいます。企業として発信したい内容だけでなく、ユーザーのためになる投稿も心がけましょう。Twitterのトレンドに便乗した投稿やアンケート、役に立つ豆知識、商品開発の舞台裏など飽きられない工夫を。

6. アクティブサポートで顧客満足度を高める

自社サービスや製品に関して、SNSで不満や意見を述べている人を探し、リツイートやコメントで能動的にアプローチするカスタマーサポートの手法があります。顧客満足度の向上に加え、こまめに不満を拾い上げていくことで、炎上のリスクを軽減する狙いがあります。

7. ステマは黒に近いグレーゾーン。対策を万全に

インフルエンサーを使った訴求は新規ファンの獲得に適していますが、ステマにならないことが重要。違法ではないものの、モラルの観点から反感を買いやすく、炎上につながることも。「#Sponsored」などをつけ、投稿者と企業との関係を明確にすることが大切。

SNS用語の基礎知識1