“鼻”が示すあなたの本音

鼻にもいろいろな情報が表れています。鼻が示すのは、その人の「本音」です。

鼻筋が太い場合は、誰からも愛されたいという意識を表しています。大らかな面がありますが、人によっては大雑把と言われてしまうこともあるようです。鼻筋が細い場合は、自分の選んだ最良の人に愛されたいという傾向を示します。

鼻筋も、外部刺激や内面の変化によって多少太くなったり、細くなったりすることがあります。

さらに、鼻筋の向きにも注目してください。鼻筋が利き手側に傾いていたら、あなたの意識は、現在や未来に向いていることを表します。先ほど目がくぼんでいる場合は注意が必要と書きましたが、そのような場合でも、鼻筋が利き手側に傾いているときは、その問題にも何とか向き合えているということです。

しかし、鼻筋が利き手側ではないほうに傾いていたら、意識は過去に向いているということ。思考や行動が、過去のある出来事との比較になっている可能性があります。

また、正面から見て鼻の穴が見える場合は、思ったことを率直に言う傾向があるということです。反対に鼻の穴が見えない場合は、本音を言わず、本心を悟らせない秘密主義な一面があることを表します。

鼻はその人の「本音」を表す
イラスト=福原伸一
佐藤ブゾン貴子『人は顔を見れば99%わかる』(河出書房新社)より
佐藤 ブゾン 貴子(さとう・ぶぞん・たかこ)
相貌心理学教授

1975年生まれ。2004年、アパレルの勉強のためにフランスに渡り、現地で相貌心理学に出会い、傾倒。学会長に師事し、5年の研修課程を経たのち、世界で15人、日本人では初となる相貌心理学教授資格を取得する。帰国後は、1億人以上の顔分析に基づく相貌心理学を広めるために、セミナーやセッション、企業への講演などを行う。著書に『人は顔を見れば99%わかる―フランス発・相貌心理学入門』がある。