マイナポイント第2弾決定 その中身は?
マイナポイント第2弾の具体的な内容は、次の3つとなっています。
①マイナンバーカードを新規に取得した方に最大5000円相当のポイント
こちらはマイナポイント第1弾と同様、マイナンバーカードを新規に取得した方に5000円相当のポイントが付与されるというものです。「新規」とありますが、すでにマイナンバーカードを取得したものの、マイナポイント第1弾を申し込んでいない人も受け取ることができます。
マイナポイント第1弾を受け取るためには「2021年4月末までにマイナンバーカードを申請」している必要がありました。ですから、2021年5月以降にマイナンバーカードを申請した人も、マイナポイント第2弾で5000円分を受け取れるというわけです。
前回同様キャッシュレス決済とひも付けたうえで2万円利用することで、5000円相当のポイントが受け取れるとみられます。
②健康保険証としての利用登録を行った方に7500円相当のポイント
マイナンバーカードは健康保険証として使えるようになっています。この登録を行うと、7500円相当のポイントが受け取れます。すでに健康保険証としての登録を行った方も付与の対象です。
③公金受取口座の登録を行った方に7500円相当のポイント
公金受取口座とは、年金や児童手当、給付金などといった公金を受け取る口座のこと。マイナンバーカードに公金受取口座の登録、つまり銀行の預金口座をひも付けると、7500円相当のポイントが受け取れます。
最大2万円のマイナポイント受け取りの可能性
マイナポイント第1弾を申し込んだ方は上記①の対象外ですので最大で1万5000円分、その他の方は最大で2万円分のマイナポイントを受け取ることができます。総務省に確認したところ、現時点で決まっているのはここまでで、具体的な受け取りの方法などはこれから決まるとのことでした。特に健康保険証や公金受取口座のマイナポイントをどう受け取るのかは、続報を待ちましょう。とはいえ、キャッシュレス決済で受け取るのが有力だと筆者は見ています。
マイナポイントは、経済対策に加えて、マイナンバーカードの普及・利用促進を図りたいという国の思惑が透けてみえる制度です。マイナポイント第1弾の付与がスタートした2020年9月1日時点のマイナンバーカードの普及率は19.4%でしたが、これが2021年11月1日時点では39.1%と、ほぼ倍増しています。マイナポイント第2弾の実施によって、マイナンバーカードがさらに普及する可能性もあるでしょう。