スタッフを礼儀正しい人に絞る

呼ばれて行って挨拶した際に感じたのは、アルバイトの子がいっぱいいるということ。半数程度が外国出身のスタッフで、日本人、韓国人、中国人で計10人という感じでした。

そこで店の規模にスタッフ数を合わせるため、挨拶ができる、勤怠が良好など、人としてきちんとした子を残してスタッフ数を絞りました。新しい店長である私に「なんでこんなおばさんがくるんだろう。こんな人どうでもいいや」という態度を隠さない子もいたのです。特に理由もなく上司に対して失礼な態度をとる時点で、ショップ店員としては失格だろうと思いました。

選ぶ際、国籍は全く判断材料にせず、礼儀正しい人を選びました。結果的に残ったのは日本人1人、韓国人3人、中国人1人です。

まずはこのスタッフをベースに新しい店づくりを始めていきました。

前述のノートには次にこう書いてあります。

・バイトの運用方法
・店長(チーフスタッフ)とよく相談をする
・人数について。曜日ごとの必要人数の把握
・販売ルールを作る

入社翌日につくったお手製シフト表

正式には私が店長だったのですが、ここでいう店長とは1人だけいた日本人の子のことです。

必要なスタッフ数を管理するためにはシフト表が必要ですよね。でも私は働いたことがなかったので、この時シフト表というものの存在を知らなかったのです。そこで自分なりに日ごとにこれだけいれば良いかなと思う人数を書き出しました。このお手製シフト表も入社の翌日に作っています。販売ルールは「声の出し方、接客の方法、在庫出しの方法、掃除」と内容が書いてあります。改めて見直しても、どれもお客様が快適に買い物できる空間づくりのために必要なことです。今振り返って、五里霧中なりに着目点は間違っていなかったのだなと思います。