※本稿は、本田健『お金に困らない「答え」』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
お金は気持ちや態度を伝える手段
あなたにとって、お金とはなんでしょうか?
「お金は、人をハッピーな気持ちにさせる素晴らしいものだ」
「お金は、人を不幸のどん底におとしいれる災いのもとだ」
わたしはこれまで世界中の人にこの質問をしてきましたが、人の数だけ答えがあるといっても過言ではありません。そのくらい、人がお金に対して持っている感情は違っています。
そう、お金は、「人によってまったく違う存在」なのです。
お金は、わたしたちの気持ちや態度を伝える手段です。わたしたちが毎日をいい気分で、思いやりや愛情をお互いに分かち合うように過ごしていれば、そんな楽しくワクワクした気持ちがお金にも伝わり、まわりに広がっていきます。
そんなお金があなたのもとへ、どんどんやってくるようになります。
わたしは、そんなお金を「happy money」と呼んでいます。
逆に、誰かを妬んだり、恨んだり、心が怒りでいっぱいになったりしていると、手にするお金にもその気持ちが伝わり、人を傷つけるお金に変わります。また、「お金が足りない」「どうしよう……」といった不安や欠乏感なども、お金に伝わっていきます。
わたしは、そんなお金を「unhappy money」と呼んでいます。