お金持ちになるにはどうすればいいのか。作家・投資家の本田健さんは「富裕層の振る舞いを観察して分かったことがある。お金と『いい関係』を築く共通の習慣がある」という。セブン‐イレブン限定書籍『お金に困らない「答え」』からお届けする――。

※本稿は、本田健『お金に困らない「答え」』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

レジで支払いを待つ女性
写真=iStock.com/tdub303
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お金は気持ちや態度を伝える手段

あなたにとって、お金とはなんでしょうか?

「お金は、人をハッピーな気持ちにさせる素晴らしいものだ」
「お金は、人を不幸のどん底におとしいれるわざわいのもとだ」

わたしはこれまで世界中の人にこの質問をしてきましたが、人の数だけ答えがあるといっても過言ではありません。そのくらい、人がお金に対して持っている感情は違っています。

そう、お金は、「人によってまったく違う存在」なのです。

お金は、わたしたちの気持ちや態度を伝える手段です。わたしたちが毎日をいい気分で、思いやりや愛情をお互いに分かち合うように過ごしていれば、そんな楽しくワクワクした気持ちがお金にも伝わり、まわりに広がっていきます。

そんなお金があなたのもとへ、どんどんやってくるようになります。

わたしは、そんなお金を「happy money」と呼んでいます。

逆に、誰かを妬んだり、恨んだり、心が怒りでいっぱいになったりしていると、手にするお金にもその気持ちが伝わり、人を傷つけるお金に変わります。また、「お金が足りない」「どうしよう……」といった不安や欠乏感なども、お金に伝わっていきます。

わたしは、そんなお金を「unhappy money」と呼んでいます。