女性はお小遣い以外の別予算から出費

女性は自分のお小遣いを1万円や2万円など、夫よりも少なく設定していることが多いようです。共働きで稼ぐパワーのある女性は、夫と同じ額にしている場合もありますが、夫よりも多くするケースはあまり見たことがありません。

ただ、お小遣い以外の別予算が多いのも事実です。美容院とか化粧品は仕事の経費と考えて小遣いに入れていません。食費やレジャー費として組んだ予算を節約して余った分を回したりしているのです。それは、工夫している証拠ですから問題ありません。

知恵を働かせる習慣を身に付けよう

お金を貯めるには工夫が必要です。限りある資源を有効に使わなければならないからです。洋服であれば「どう着回すか」に知恵を絞るのも一例です。次々と新しいものを買ってしまう人は、知恵を働かせていない証拠です。

「収支が赤字にならなければいい」と考えている人は、収入のほとんどを使ってしまっても、これまでなんとなく生活ができていました。そんな人はコロナ禍で厳しい状況に陥っているのではないでしょうか。これまで知恵を働かせてこなかったので、突然収入が下がるような出来事があると、どうすればいいかわからず途方に暮れてしまうのです。

お金持ちは夫婦別財布でも連結会計にしている

これまで無駄遣いしてきた人が生活を変えるのは簡単ではありません。しかし、お金を貯めたいなら変わるしかありません。お金を貯めている人は、限りある資源をどう有効活用するかを常に考えています。以前の記事で紹介した「玄関先にプランターを置かない」「冷蔵庫が整理整頓されている」などのお金持ちの共通点は、資産の有効活用を考え抜いた結果たどりついた生活習慣なのです。

1億円貯めている女性は夫と財布を別にしている人も少なくありません。ただ、お互いの収入や貯蓄額はオープンにしています。別財布でも連結会計になっているのです。貯められない夫婦は、互いの貯蓄額などがブラックボックスになっています。

財布が一緒か別かが問題ではなく、全体として管理できているかが大事で、透明性があれば別でもまったく問題ないのです。しっかりお金を貯めている人は、家計診断の相談に来るときにもエクセルや家計簿アプリなどで夫婦の収支や資産状況をまとめて持ってくる人が多いです。互いの貯蓄額を把握していないのであれば、それをオープンにすることから始めてみてはどうでしょうか。

藤川 太(ふじかわ・ふとし)
ファイナンシャルプランナー

生活デザイン代表取締役社長。2001年に家計の見直し相談センターを設立以来、2万世帯を超える家計診断を行ってきた。『やっぱりサラリーマンは2度破産する』など著書多数。