選んだモノにお金を払う本当の意味を考えてみる

3.お金を払う=賛同しているという意識を持つ

あなたが今日何にお金を払ったかを振り返ってみよう。たとえばアフリカのある国でフェアトレードされたチョコレートを買ったら、あなたはその企業のあり方や生産方法に賛同していることになる。または、数少ない職人がつくった伝統工芸品をネットで購入したとしたら、あなたはその技術の継承を応援したことになる。

また一方で先に挙げたようなブランドのコピー商品を買えば、オリジナリティーを軽んじたことになるし、粗悪につくられたマスクを大量買いしたら、不誠実なモノづくりをしている会社に加担していることになるのだ。

お金を払う先は、自分が応援したい企業、継続してほしい分野のものを意識して選ぼう。それがサステナブルな未来を引き寄せることに直接つながる。

4.製造過程について知ってみる

いくら商品の質が高くても、安い賃金で長時間労働をさせられる人がいたり、正当な報酬を支払っていないものを購入してしまっては、生産者のサステナビリティが守られていないことになる。

これまでのエコやロハスなどの考え方からさらに進化したサステナブルな意識は、使う人・つくる人・売る人すべてが“三方良し”でなくてはならない。それこそがこの先の地球環境と人類が共存していける唯一の方法であり、ビジネスが健全に成長する条件ともいえる。