日常の買い物にも意識改革が必要
1.「その場しのぎ」をやめる
「サステナビリティ」という言葉で表現されると、新しい取り組みのように感じるが、基本は「手持ちのものを大切に長く使う」という意識が重要。そのため、エコバッグを忘れるたびに出先で適当に買い足したり、「安いからいいや」とワンシーズンで使い捨てるつもりの服を買うことからは卒業したい。
どうせなら本当のお気に入りだけを買って、それを修理しながら長く使おう。環境が守られるだけでなく、自分の好きなものだけに囲まれて暮らす生活は何よりも豊かなもの。それはあなたのQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上につながるだけでなく、心身ともに健やかな状態を保つことにもなるのだ。
2.コピー商品を避ける
コピー商品というと、ハイブランドの人気商品を安価につくり変えたような悪質なものを考えがちだが、それ以外にも世の中にはコピー……いわゆるパクリ商品がそこかしこに蔓延している。それは消費者の反響ばかりを重視して、他者のアイデアを盗み、原価をどれだけ安く削るかに特化したもののことだ。
粗悪な商品によっておしゃれ心を満たすのはやめて、きちんとクリエートされたものを購入しよう。そのためにはどこが元ネタなのか、オリジナルはどのようなものなのかなど、情報に強くなる必要があるが、それこそビジネスパーソンの腕の見せどころ。アイデアを出した人、それを形にした人にきちんと報酬が支払われるためには、私たち消費者も成熟する必要がある。