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『社会心理学講義〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉』『1493 世界を変えた大陸間の「交換」』『知ろうとすること。』『ペスト』『首都感染』
人間がつくる社会とはどうなっているのか。個人と社会の相互作用を追求した名著

心理と社会の両面から人間理解にアプローチする書。「人間とは何か、社会とは何か、を考えるよい機会になります」(出)

社会心理学講義〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉
小坂井敏晶著●筑摩選書/1900円
生物や文明の交換が行われた結果、世界はどうなった?

コロンブス新大陸到達後に起きたグローバリゼーションとパンデミックが骨太に描かれる。「世界がどう影響し合っているかがよくわかる」(出)

1493 世界を変えた大陸間の「交換」
チャールズ・C・マン著、布施由紀子訳●紀伊國屋書店/3600円
合理的な思考を身に付けて、フェイクニュースを見破ろう

3.11の原発事故後、事実だけを発信した早野龍五氏と糸井重里氏の対談集。「虚偽情報を見破る思考力が付く」(出)

知ろうとすること。
早野龍五・糸井重里著●新潮文庫/430円
ペストが象徴するものは? 不条理を描いた不朽の名作

閉鎖された一都市の中でペストと闘う市民たちの群像劇。悪疫が戦争や貧苦などの不条理の象徴として描かれる。

ペスト
カミュ著、宮崎嶺雄訳●新潮文庫/750円
現実とフィクションが交錯する、究極のエンターテインメント

新型コロナウイルス問題の予言書として話題の2013年発行の小説。猛毒ウイルスから日本を救うために奔走する主人公に希望が持てる。

首都感染
高嶋哲夫著●講談社文庫/950円

※コメント内の(秋)=秋田さん、(出)=出口さん、表記のないものは、編集部コメントです。価格は税抜きです。

秋田総一郎(あきた・そういちろう)
世界史研究家
企業に勤務するかたわら、社会科系の著作やセミナーを行う。著書に『“中心”の移り変わりから読む 一気にわかる世界史』(日本実業出版社)がある。

構成=池田純子 撮影=小林久井(近藤スタジオ)

出口 治明(でぐち・はるあき)
立命館アジア太平洋大学(APU)学長

1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒業後、日本生命保険に入社。2006年、ネットライフ企画(現・ライフネット生命)を設立、社長に就任。12年に上場。18年からは立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任。ベストセラー『還暦からの底力』など著書多数。近刊に『戦争と外交の世界史』(日経BP)がある。