毎日何をして過ごしているか

部分的に経済解放をされてから、私自身は、徐々に外出して1対1のサービスから受け始めています。ジムに行く場合、できるだけ平日の早朝にして、グループクラスは受けずにパーソナルトレーニングにするなど工夫をしています。トレーナーとお互いにマスクや手袋をしていればリスクを減らすことができます。マスクやフェイスシールドも手に入るようになったので先々に備えて常備するようにしています。顧客と対面したり、取材に行く際にも、やり過ぎなくらい備えた方がお互いに安心です。

また、基本は自宅待機の時とほとんど行動を変えていないローカルの友達も多いです。買い物はネットスーパーなどのオンライン、外食は控えて調理したものを家族で食べるかデリバリー、運動をする際には人混みを避けるなど。アジア系の人は慎重な人も多く、自主的に早くから隔離をしている友達もいました。「もう少し落ち着いたら会おうね」ということで、人と会うのも慎重な人も多いです。私自身もニューノーマルを楽しむようにしており、2カ月も自宅待機で辛かったというよりは、子供のオンライン学習のサポートなどができた人生で貴重な経験だったと思っています。

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花輪 陽子(はなわ・ようこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

外資系投資銀行を経てFPとして独立。2015年からシンガポールに移住。『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』など著書多数。