コロナウイルス感染拡大をきっかけに、加速しつつあるテレワーク。オフィスと比較するとどうしても設備不足を感じてしまうため、テレワーク用のリフォームを検討している人が増えているという。そこで、住宅リフォームコンサルタントとして活躍する尾間紫さんに、テレワーク向けリフォームで注意すべきことを聞いた。
新しいアパートの手配
※写真はイメージです(写真=iStock.com/AleksandarNakic)

意外に多い「こんなはずじゃなかった!」

前回もお話したとおり、テレワーク用のリフォームに関するご相談やお問い合わせ、執筆依頼などが非常に増えています。休みの日に少し仕事をするのであればリビングやダイニングテーブルを利用すればいいけれど、仕事をする時間が長くなると、リビングなどでは落ち着いて仕事に取り組めませんよね? 週に何日もテレワークをする場合は、生活空間が視界に入らない場所に専用のワークスペースを設けるべきだと思います。

日本の住宅の多くはスペースが限られているので、少しでも空いている空間があるとそこにワークスペースを設けてしまいがち。でも、闇雲に計画して「あれ? こんなはずじゃなかった!」となる人が実は多いんです。そこで今回は、在宅ワークスペースづくりの落とし穴についてお話したいと思います。