買い物は家族と一緒に行かない

節約家タイプが実践していて簡単にまねできる習慣は、冷蔵庫をキレイに整理整頓すること。

「冷蔵庫の中に無駄な食材がなく、容量全体の半分程度しか入っていないことが多いですね」(藤川さん)

廃棄する食材を出さないためには、不要な食材を買わないことが重要。だから、冷蔵庫の中がすっきりしている。

逆に冷凍庫はぎっしり食材が詰め込まれていることが多い。スーパーで特売の食材をまとめ買いしたら、切り分けてパックし冷凍庫に保存。その流れができているわけだ。

「買い物に夫や子どもを連れて行かないのも大事ですね」

買い物に出かける際には、予算内に抑えるため買い物リストを作成していく。しかし、夫や子どもが一緒にいると、買い物かごに予定外の商品が入ることが多く、予算をオーバーしてしまいがちだ。それを避けるために、一人で買い物に行くことを習慣にしている人が多い。

他にも残り物料理のレパートリーが豊富だったり、底値帳を作っているなどの特徴がある(図表1)。

食費を減らす節約家の4つの習慣

子どもの教育には必要以上にお金をかけない

子どもの教育にも必要以上のお金をかけないのも特徴。資産1億円を実現する人は、公立の強い地域に住んで、高校までは公立に通わせるケースが多い。

「首都圏でいえば、埼玉県のさいたま市、千葉県の船橋市、市川市、千葉市の幕張、流山市などが人気ですが、すでに価格が高くなってしまいました」(藤川さん)

よい公立校があってかつ都心までの通勤もスムーズな場所を選んでいるわけだ。米国でも公立校の強い地域に新富裕層が集まる傾向にあるという。

上手に失敗して成功をつかんでいく

「投資家タイプ」に学ぶべき習慣は、チャレンジ精神。

「彼らは、チャレンジして失敗することよりも、チャレンジしなかったことを悔しいと考えます」(藤川さん)

とはいえ、失敗が怖くないわけではない。だから、徹底的に勉強をして、できるだけ失敗を避けるようにする。

また、立ち直れないほどの大きな失敗はしない努力をしている。言い換えれば、失敗の仕方が上手だといえる。失敗したら、「なぜ自分は失敗したのか、どうすればよかったのか」と考え、失敗から学びを得て再チャレンジしていく。