在宅療養の場合は、感染者と家族の衣食住をわける

──家族がPCR検査の結果を待つ間や、診断後に自宅での安静・療養を要請されたときはどうしたらよいのでしょうか?

【高山】COVID-19の疑いがある人から家族への二次感染を防ぐことが大切です。まず、症状のある人を家庭内の個室に隔離してください。症状がある間はもちろん、発熱などの症状が消失してから最低でもプラス3日間、また短期間に症状が軽快したとしても発症0日目から7日間が経過するまではできる限り部屋から出ないように注意をしてください。

この間、世話をする人は一人に限定するなど、必要以上に家族と接する機会をつくらないよう気をつけましょう。また高齢者や糖尿病などの基礎疾患がある方、妊娠中の女性に世話をお願いするのは避けてください。

患者さん自身が消毒をすること

トイレなど、どうしても家の中を移動しなくてはいけないときは、患者さん自身にマスクを着用してもらいましょう。布マスクでも大丈夫です。患者さん自身は、できるだけ余計な場所を触らず、ドアノブを握る前に手指をアルコール消毒してください。手指消毒をした後に自分の顔や衣服を触ると、ウイルスが手に付着して周囲を汚染してしまいます。消毒した後は顔や身体に触らないよう注意をしましょう。

トイレを使用したあとは、ドアノブ、便座、流しハンドル、トイレットペーパーホルダーなど自分が触った可能性がある場所を消毒用のアルコールや台所用の洗剤を100~200倍に薄めた水をしみこませたペーパータオルで拭ってください。歩いた場所の床を拭く必要はありません。ご家族が消毒を行う場合は、その後で必ず手指消毒や手洗いをしてください。