危機的な状況ほど、とんでもないデマが流れるもの。最近の研究では、フェイクニュースを拡散してしまう人の特徴を6つ突き止めています。その意外な特徴とは――。
高齢女性が携帯電話を持つ手元のアップ
※写真はイメージです(写真=iStock.com/VioNet)

なぜ必要ないとわかっていても買い占めてしまうのか

トイレットペーパーが買えない! という問題に今直面している人が、多いのではないでしょうか。一方、家に多量のストックをもつ人が多いのも事実で、これは、新型コロナウイルスの流行とともに起こった象徴的なできごとの一つです。トイレットペーパーに加え、最近ではある特定の食品等がスーパーの陳列棚から消えることも珍しくありません。その背景には、「新型コロナウイルスに対する免疫をあげる」といった理由があるのだとか。

今や多くの人が、トイレットペーパーやこれら特定の食品が、新型コロナウイルスと直接的な関係がないことをきちんと知っています。それでも、この現象はいまだ解消されず。諸外国でも同じ現象がみられ大きな社会問題の一つになっています。なぜこんなことがおこるのでしょうか?

その答えは、近年「フェイクニュース」として注目されている虚偽情報の拡散が原因です。なぜ虚偽情報はこんなにも人の心と行動を動かし、あっという間に広がるのでしょうか?