言語力を磨き、商品の魅力を語りたい

「あるジュエリー会社の社長は、アート本や古典など、“美しい言葉”が載っている本を読み続けています。言語力を磨き、商品の魅力を語りたいからだそうです。すてきですね」

一方、デジタルハリウッド大学メディアライブラリー館長の橋本大也さんは、「信頼できる情報源」として、最新情報をアップデートするために本を活用している。

「体系立てて書かれている専門家の意見に、何日もかけて向き合う。それにより、自分の考え方が刺激されたり、変わったりする。そんな体験ができるのは本だけだと思います」

ITや経済など、少々とっつきにくいジャンルはまず、“メジャー感があるもの”から読むといいという。「普段使うサービスや身近な事柄を扱った本なら入りやすいでしょう。『the four GAFA』は、フェイスブックやアマゾンなどの実態がわかりやすく書かれています」

AI(人工知能)も、その力を何かひとつ理解できれば親近感が湧くという。「『数字が明かす小説の秘密』は、AIを使って小説を分析するという変わった切り口の本。読み物としても面白いです」