王道はやっぱりコツコツ積立!?

“投資の神様”ウォーレン・バフェットは、こういったローリスクの投資で大金持ちになりました。そのほか、アメリカ人女性のアンネ・シャイバーも、40歳の時から、税務署職員としてもらう給料から、生活費を切り詰めつつ、毎月少しずつ株式投資を続けた結果、101歳で亡くなった時には、なんと当時の時価総額で22億円もの資産ができていたそうです。ちなみに彼女の投資スタイルは、バフェットと同じで「優良な企業を見極めて株を買い、それを手放さず長期的にもうける」スタイル、いわゆるバリュー投資です。

確かに成長途上の優良企業の株を買うと、数十年の間に時価総額は上がり、その間も高利回りの配当金や株主優待も受けられる。優良企業の見極めさえできれば、投資後は本業に没頭していても継続的に金が入り、老後の生活資金がほしい頃には、ひと財産できているわけです。

ライフプランに合わせて戦略を立てよう

今はネット環境や手数料の自由化、金融商品の多様化などで投資環境が充実し、逆に銀行の預金金利はまったく期待できない時代です。ならば、『PRESIDENT WOMAN プレミア』本誌で紹介した「iDeCo」に預金分を回せば、積立金は所得控除が受けられ、運用益は非課税ですから、仮に運用益が預金と同じ「ほぼゼロ」でも確定申告すれば、積立金分にかかっていた所得税から還付金がもらえます。同じ金額を預金しても、還付金はもらえません。それだけでも、かなりお得です。

ほかにも今日は、「つみたてNISA」や「純金積立」「REIT(不動産投資信託)」「個人向け国債」、外貨建ての「貯蓄型生保」など、探せばいくらでも良さそうな金融商品があります。みなさんも、まずは「65歳から90歳まで、毎月年金以外に5万円もらうには?」といった具体的目標を決め、それに合わせて投資を始めてみてはいかがですか。

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蔭山 克秀(かげやま・かつひで)
代々木ゼミナール公民科講師

「現代社会」「政治・経済」「倫理」を指導。3科目のすべての授業が「代ゼミサテライン(衛星放送授業)」として全国に配信。日常生活にまで落とし込んだ解説のおもしろさで人気。『経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(KADOKAWA)など著書多数。