1989年、平成元年にスタートした消費税。当時の税率は3%でした。その後5%になり、8%に上がり、令和元年の今年、10%に増えようとしています。10%といえば、商品代金の1割ですから、いよいよ家計に重くのしかかる感じがしますよね。今回は、そんな消費税増税前の今、やってはいけないことを3つ、やるべきことと一緒にご紹介します。
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やってはいけないこと1

増税後を考えずに10月1日を迎える

いよいよ消費税が8%から10%になりますが、そもそも消費税が2%上がると、生活費はどれくらい増えるのでしょうか。

総務省「家計調査(2018年)」によると、2018年の二人以上の世帯の消費支出(生活のために出したお金)の平均は1カ月あたり28万7315円とのこと。これを一度税抜金額に戻して、改めて10%の税込金額を計算すると、29万2635円となります。

つまり、1カ月の消費支出は29万2635円から28万7315円を引いた5320円、1年にすると5320円×12カ月=6万3840円も増える計算になるのです(軽減税率は考慮せず)。こう見ると、2%増でもけっこう大きいですよね。増税後を考えずに10月1日を迎えてしまっては、生活が守れなくなってしまう可能性大! ですから、これを機に一度、家計全体を見直してみることをおすすめします。