嫌いじゃない男性を、パートナーの候補に
――大人婚をして幸せになれる女性にはどんな共通点がありますか?
【大西】やはりパートナー選びは“ピント合わせ”。運命の相手は意外と近くにいるものですし、それこそビジネスパートナーを見つけるような感覚で、大好きな人というより“嫌いじゃない”人を探す。相手の欠点を受け入れられるといいですね。
【佐藤】男性を愛せる幅が広いほうが幸せになれます。結婚生活についても、家事や育児は大変だというマイナスイメージではなく、日常を支える楽しいものだと捉えられるといい。
【大西】もちろんこれまでの経験も活きてくると思います。健全な範囲で孤独やさみしさを感じてきた人って、結婚後のふたりの生活を豊かだと思えるし、仕事で部下を育ててきた人には母性的なスキルがあって、パートナーともうまくやっていけるはず。
【佐藤】当たり前ですけれど、笑顔でいること。40代で婚活している人には真顔で怖く見える人もいるんですが、笑顔はすごく大事です。
【大西】最初に佐藤さんがおっしゃったように、何かを失うのではなく、より自由になるため結婚する。そんな価値観で結婚を捉え直すと、自然とポジティブになれると思います。
【佐藤】もし結婚をしたいという願望があるのなら、後悔しないためにも婚活に踏み出してみてください。
(1)相手の欠点を許せるキャパシティーの広さ
(2)人生のさみしさ、孤独を知っている
(3)日常生活に楽しみを見いだせる
(4)理想と違う環境でも受け入れられる
(5)笑顔がかわいい、頑張りすぎていない
婚活スペシャリスト
2005年、ブライダルプロデュース業で起業。1000組以上の結婚を成立させる。著書に『頭脳派女子の婚活力』など。
大西加枝(おおにし・かえ)
結婚相談所アーク・ロイヤル代表
仲人として活躍し、仲人を育成する日本美婚協会を立ち上げる。著書に『37歳からの婚活』がある。
構成=小田慶子 撮影=市来朋久