▼ふるさと納税の進化系!?
「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」とは
・使い道がより具体的に提示される・所得税や住民税の控除が受けられる・運営者が自治体なので安心感がある

▼ふるさと納税&GCFでできる社会貢献とは?
以下は、ふるさと納税やGCFでできる、おもな社会貢献。お礼の品をもらって楽しみながら貢献したい人はふるさと納税、使い道に共感するプロジェクトがあればGCFを選ぼう!
●被災地を支援
ふるさと納税なら、地震や津波、台風などの被災地に復興・復旧のための寄付を簡単に送ることができる。プロジェクトによっては、お礼の品がないものも。被災地を支援するGCFも多い。

【たとえばこんなGCFも】岡山県矢掛町
「5人に1人。大雨で突然日常を失った高校生を笑顔に変えたい」(募集期間:2019年1月14日まで)

2018年の西日本豪雨で被災し、避難生活を送る高校生へのプロジェクト。学習の機会格差をなくすため、スクールバスの運行や学校生活のサポート、心のケアなどの資金を募る。
●子どもを応援する活動を支援
ふるさと納税の使い道として、子育て・教育関連事業に寄付金を回すよう指定できる自治体は多い。ほか、GCFでも関連プロジェクトは複数あり。内容は、海外留学支援や貧困対策など、多岐にわたる。

【たとえばこんなGCFも】東京都文京区
「命をつなぐ『こども宅食』で、1000世帯の家族の未来を変えたい!」(募集期間:2019年3月31日まで)

文京区と5つの非営利団体が共同で運営。生活の厳しい一人親家庭など1000世帯に定期的に食品を届け、子どもの貧困問題を解決するセーフティーネットをつくるのが目的。
●動物愛護の活動を支援
GCFには犬や猫の殺処分をゼロにする活動や、保護動物を収容する施設の維持費用などを募る、動物愛護のプロジェクトが複数ある。日本がドイツなどの動物愛護先進国に追いつくことを願う人に。

【たとえばこんなGCFも】和歌山県和歌山市
「殺処分“ゼロ”を目指して!猫たちの『不妊去勢手術』の実現にご協力ください!」(募集期間:2018年12月31日まで)

動物の殺処分をなくし、共生することを目指して、まもなく業務開始予定の和歌山市の動物愛護センター。動物の不妊去勢手術や治療に必要な薬品などを購入する資金を募る。
●地方の産業振興を支援
ふるさと納税のお礼の品は、自治体が生産者などから買い取るので、ふるさと納税して返礼品をもらうだけで産業振興のサポートに。実際、寄付金により事業を拡大できた地方の生産者や企業は多い。
●文化財を保護する活動を支援
ふるさと納税やGCFによって、有形・無形の文化財保護の資金を集める自治体は多い。資金は文化財の修復費用や、地元の民芸品を制作する後継者の育成費用、伝統的な祭りの開催費用などに充てられる。
●環境保護活動を支援
森林保全、育林、海・湖・川の水質管理や景観の保護といった環境保護活動に寄付金を使ってもらう。ふるさと納税の使い道として指定できるほか、GCFも。愛する土地の環境を守りたい人向け。
須永珠代(すなが・たまよ)
トラストバンク代表取締役
ITベンチャーなどを経て現職。ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営。著書に『1000億円のブームを生んだ 考えぬく力』(日経BP社)がある。
 

イラスト=ヤマグチカヨ