女性のために誕生した、ビジネス街のオアシス

東京ミッドタウン日比谷の向かいに建つ日比谷シャンテ内にも新店が登場。「HMV&BOOKS 日比谷コテージ」は、“女性のための本屋”というキャッチコピーを掲げた店だ。

都会のオアシス、“女性のための本屋”
HMV&BOOKS 日比谷コテージ
【DATA】東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ3階 電話 03-5157-1900
(営)11:00~20:00 (休)ビルの定休日に準ずる
1.働く女性にぴったりの本を集めた「Women's book」。2.擬音語、擬態語を使った響きのよい書名の本を列挙したユニークな棚も。3.キュートな内装。女性客が圧倒的に多いが、2割は男性客だそう。4.料理本の棚では季節ごとに合うレシピ本を前面に押し出し、その料理で使われる調味料も陳列している。
▼おすすめの一冊
『ぼくには数字が風景に見える』(ダニエル・タメット/講談社)。著者はアスペルガー症候群とサヴァン症候群を併発した数学の天才。障害ゆえの苦悩を抱えながら数学への愛をよりどころに自立する過程や、他者と心を通い合わせていく姿が読みどころ。感動します!

「都会で働く女性たちが、ふらっと立ち寄ってリフレッシュできる場所でありたい。目指したのは、あれもこれも興味が湧くような、テーマパークのような本屋です」

店長の花田菜々子さんの言葉どおり、店内は巡るだけでワクワクする仕掛けがいっぱい。同色の装丁の文庫本を美しく一面に並べたり、料理本と一緒に食指が動く調味料も陳列して販売したり。そうかと思えば、女性がかっこよく生きるために参考になる本を並べた「Women's book」という棚や、社会学や哲学など硬派な本をそろえた棚もある。

元気と知性をともに与えてくれる、そんな場所へ行かない理由はない。