母乳育児か、母子同室か。産後の方針も重要

【花】私が出産した産院は、徹底した「母乳道場」。帝王切開での出産で、母乳が出ないのに、子どもは水すら与えられなくって……、大丈夫なのかと心配になりました。母乳の方針は、産院によってかなり違います。

イラスト=いいあい

【木】母子同室の方針も産院で違いますね。特に夜間も強制かどうかはポイントです。私の出産した産院は同室推奨でしたが、希望すれば預かってくれました。産後はゆっくり休みたかったので助かりました。早く仕事復帰するためにも、母親の体をきちんと休ませるのも大事ですよね。

【宋】そうですね。母乳育児や母子同室の方針は、産院によりますし、産後のお母さんには重要。ホームページに、ある程度書いてあるので、チェックしておくといいですね。バースプラン(出産計画)は自分の意向を伝えるのに役立ちますよ。

【花】私もまさかこんなにハードなお産になるとは思わなかったので、今思うと、しっかりとバースプランを書いておけばよかったです。

【木】そうそう。疲れているときは、夜間は預かってほしい、授乳を手伝ってほしい……ってね。

インターネットで解決しようとしないほうがいい

【宋】だいたい産後の授乳をお母さん1人でやれっていうほうがおかしいですよね。助産師が「お母さんになったんだからできますよね」と言うようなところでは、お母さんはボロボロになります。だからこそ、バースプランが大切。ない病院なら、助産師をつかまえて話す、もちろん担当医に直接伝える、紙に書いて渡すでもいいでしょう。

【小】失敗したと思ったら途中で産院を替えるのもありなのでしょうか?

【宋】早い週数ならありですが、どの程度の失敗で替えるかですよね。いろいろ話を聞くと、替える前にもうちょっと医師と話したらよかったんじゃないかという人もいます。そういう人は次の病院でも満足できるかどうかわかりません。とはいえ、合う合わないもありますから、自分の心配事をいくつか質問して、全く親身さを感じられなかったら相性のいいところに行ったほうがいいでしょうね。転院でなく、曜日で担当医を替えるという手もあります。インターネットで解決しようとしないで、まずは担当医と話してみることです。

【小】相性もあるのですね。