男性は女性の「露出」に対して異様に寛容
今回のアンケート調査ではビジネスの場における「男女の意識の違い」も浮き彫りになりました。
女性が職場での身だしなみ、特に「手入れされた髪」や、行き届いた「スキンケア」、ほのかな「香水の香り」をさすがのマナーと感じる一方、男性は、女性の「すっぴん」、「無臭」を好む傾向が見て取れました。
さらに、「露出の多い服装」は、女性の約6割がマナー違反と感じているにもかかわらず、男性は「高露出」「胸元が大きく開いた服」「ミニスカート」を許せないと感じる人が2割と、女性に対して非常に低い結果となりました。男性がマナー違反と感じる身だしなみは、露出よりも、「派手」な服装であることが判明したのです。
こうした結果からも、男性は職場の女性に求める身だしなみにおいて、「露出に寛容」である傾向が浮き彫りになりました。
お年寄りより妊婦のほうに席を譲りたい
アンケート調査では、駅や街頭での公共マナーについても聞いています。男女ともマナー違反の1位となったのは、「列に割り込む」行為。その比率は94.0%で圧倒的でした。2位は「食事中クチャクチャ音を立てる」で85.4%、3位は「すぐ怒鳴る」で75.0%でした。また、「妊婦に席を譲らない」が68.2%だったのに対して、「お年寄りに席を譲らない」は64.3%と、わずかですが差がつきました。元気なお年寄りが増えている一方、少子化が社会問題になっているからでしょうか。
1500人の「マナー」への意識はどういうものなのか。「プレジデント ウーマン」(2018年5月号)で、ぜひ詳細をご確認ください。
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