弱気が変に出てしまうと、逆に甘く見られるので注意してほしい
【建設】自分の意見が通らなかったり、上司から叱責(しっせき)を受けたりすると泣いてしまう女性管理職がいました。でも、泣きたくても部下の前では泣かないでほしい。泣きたくなったら屋上で泣きなさいと言っています。
【食品】泣こうと思って泣いているわけじゃないので、泣くなと止めるのはなかなか難しい。ウソ泣きはもってのほかですけどね。泣き落としなんて、ビジネス上のルール違反。真剣勝負をしないで、ただ甘えているだけ。
【食品】女性が少ない会社で管理職になると、どうしても周囲は「お手並み拝見」と斜めに見てしまう傾向がある。一生懸命にやっても女性だからと反発する男性部下もいて、1、2度の失敗で折れてしまう人もいます。どうせ周りも協力してくれないし、私がそこまでやることもないかと、弱気が変に出てしまうと逆に甘く見られるので注意してほしい。
【小売り】部下とどう対峙(たいじ)するかは重要ですね。僕は年下の女性上司に付いたことがありますが、その人は常に毅然(きぜん)としていて尊敬できる人だった。当時は子育て中で、時間にも制約があり、僕が助けたりすると、「これやっといたから」と仕事でお返ししてくれたことも。彼女は「借りをつくりたくない」と言っていた。また「時間が限られている以上、頭を使うしかないでしょ」というのがその人の口癖でしたが、本当によく計算し、効率的に働く人だったな。今でも思い出しては、感心させられることが多々ある。
【食品】子育て中の女性にとっては管理職のほうがラクだと思うね。保育園のお迎えがある日は絶対にミーティングを夕方に入れないだろうし、一般社員だと上の指示に逆らえない。早くえらくなったほうがいろんな意味で自由度が高くなるということを知っておいてほしいですね。