真実3:基本給が低すぎて……涙
▼基本給が低いと、努力してもほとんど報われない……
額面の支給額が多くても、基本給部分が低ければ年収はいつまで経っても増えません。例えば、支給額が月20万円でも、「基本給部分12万円、役職手当2万円、みなし残業代50時間6万円」などとなっている場合、査定のベースは12万円です。ボーナスは基本的に「基本給の○カ月分」というように決まるので、基本給部分が少なければ、当然ボーナスも少なくなります。
とはいえ、ボーナスの支給は法律で義務付けられてはいません。求人票に「年2回」とあっても、条件を満たさなければ出ない場合があります。会社の業績に応じて額が決まる「業績連動型」では、社長が適当にボーナスの額を決めるケースもありますので、算定基準を確認しましょう。
真実4:求人広告はココを見ろ!
▼求人広告の「常連企業」は、逃げ出す人が多い証拠!
まず、求人広告を常に掲載し続けている会社は退職者が多く、ブラックである可能性が大です。「誰でもできる」「未経験者歓迎」といったフレーズが並び、ハードルの低さをアピールしていたら大いに警戒すべきです。
かっこよさを強調するため、「マーケティング」「コンサルティング」などの役職名を使っている会社もあります。これは、後ろめたい仕事を隠したいときによく使われる手。社員数に対して、求人数が異常に多い場合は、入社後のマネジメントが手薄になる不安があります。求人広告以外では、口コミサイトを見る方法もありますが、不満を持つ人が集中的に書き込んだり、ライバル企業が悪評を流している可能性もあるので、うのみにしないように。
真実5:社長の口癖が○○○○
▼「社員は家族」の甘ったるい言葉に惑わされるな!
「うちは来年上場します」「目標は売り上げ10倍増」などと、根拠も示さずに大風呂敷を広げる社長はヤバイです。また、「夢」「成長」「自己実現」といった抽象的なキーワードを好んで使うタイプも要注意。ブラック企業の社長は、「一緒に最高の仕事をしよう」「仕事で君たちの夢を叶かなえよう」と一見、頼もしいセリフを口にしますが、今まで会社がどんなことをしてきたかまでは語りません。「社員は家族の一員です」と身内感をアピールする社長もNG。
「苦しいときは助け合うべき」と、サービス残業を強要するタイプに多いです。逆に、「顧客満足度は○%」「リピート率は○%」などと、実績を具体的に話す社長は信用できます。あなたの会社の社長はどうでしょうか?