「脳の休息を促すことが仕事の生産性を高める」。マインドフルネス的提案としてONとOFFタイムに実践できるアロマストラテジーを、IFA認定アロマセラピスト AEAJ認定アロマセラピスト/インストラクターの山口由紀さんがご紹介。さらに12月19日には「アロマストラテジー セミナー」も開催。詳細とお申し込みは文末で。

[OFF]リラックスタイム
――お風呂でできるマインドフルネス

5滴以下の好きな精油を、大さじ1杯の天然塩またははちみつと混ぜてお風呂に入れるアロマバス。時には浴室(脱衣所)の電気を消して暗闇入浴をしてみませんか。

PCやスマホに一日中釘づけの私たち。大量の情報にさらされ、視覚を刺激され続けている状態を遮断し、香りに集中することで、いつもより嗅覚が冴えてくるはず。お湯の温かさに身をゆだね、リラックスした状態で自分の体に意識を向けてみて。疲労を感じるところや呼吸のスピードに気持ちを向けながら、いい匂いを嗅いで、頭の中を駆け巡る思い癖や感情のあれこれを解放することで、気づくことがきっとあるはず。

入浴後は、入る前と心持ちがどう変わっているかを感じてください。心身のバランス回復を促す香りとしておすすめなのはベルガモット、フランキンセンス、ラベンダー、ゼラニウム。気持ちが明るくなる、落ち着くという感覚を大切にして精油を選んでみてください。

疲れを翌日にもち越さないのも働く女性のストラテジー。

[ON]ビジネスシーン
――会議中の気分転換

ムエット(試香紙)を活用した会議中の気分転換の提案です。たとえば、長引く会議であとひと頑張りしたいときや、ブレーンストーミング中に煮詰まったときに、さっと一嗅ぎすることで気分をリフレッシュさせるというもの。持続して香りを空間に漂わせるディフューザーよりも、ムエットは瞬間的にフレッシュに香るので即効性が期待できます。人それぞれ嗜好が異なるので好きな香りを選べるといいですが「これ何の香り?」とまわし嗅ぎをするのも効果的です。グレープフルーツやレモンなど、柑橘(かんきつ)系の香りは男女問わず好ましいと感じることが多いようですが、チームの共感力を高めたり、リラックスしながら集中力を高め、効率を上げる効果も期待できます。初対面のグループミーティングなどでは、たとえばシダーウッドとレモン、ペパーミントとラベンダーのようにブレンドしてその複雑な香りの感想を言い合うなど、話しやすい和やかな雰囲気をつくることでコミュニケーションが円滑になる場合も。

自分の「第一印象」に、気づいていますか。新しい私を発見! 香りで知る、「私らしさ」
読者限定!アロマストラテジー セミナー 第1回開催

開催日時▼2016年12月19日(月)19:00~20:30
定員▼30名
会場▼ニールズヤード グリーンスクエア(東京都渋谷区)

「私だけのオリジナル香水」をお持ち帰りいただけます。
ニールズヤード レメディーズより特典があります。
プログラム▼第一部:医学博士杏林大学名誉教授 古賀良彦先生のアロマお役立ちレクチャー「コミュニケーションアップに役立つ、アロマストラテジー」、第二部:IFA認定アロマセラピスト
AEAJ認定アロマセラピスト/インストラクター 山口由紀さんと作る「オリジナル香水ワークショップ」

Edit&Text=砂塚美穂 Photograph=藤巻 斉(FLAME)