Q3. 生きた人脈のつくり方を知りたい

A 尻軽であれ

「Numero TOKYO」エディトリアル・ディレクター 軍地彩弓さん

とにかく興味を持った会合やイベントには足を運んでみること。名刺交換をして、次につながりそうな人、面白いと思った人なら、その場でフェイスブックとか、もっと踏み込めたらLINEでつながってしまいます。人脈形成って脳のシナプスと同じで、手を伸ばした人に、手が伸びてくるんです。手を伸ばすためには、自分のビジョンや足りないものを常に理解しておいたほうがいいですね。

私はとにかくミーハーで、興味を持ったら“尻軽”になります。去年、広告関係の方からカンヌの広告祭が面白いと誘われて、飲んでいたので夜中の2時に「行く!」って言っちゃいまして(笑)。よく考えたらお金もかかるし、予定も空けなきゃいけないし、自分の尻軽度には時々あきれるのですが、カンヌライオンズでいろんなトークセッションを聞いて得た知識が、今の仕事に直結しています。

Q4. 数字に強い女になりたい!

A 数字の裏には人がいると想像する

数字は読み解くためにあり、翻弄(ほんろう)される必要はないと思うんです。出版界なら部数、SNSならページビューなど常に数字で評価されてしまいますが、その裏には人がいる。雑誌が売れないと思ったら、本屋やコンビニの雑誌コーナーではなく、みんなどこで時間を使ってるの? と考える。人がどういう行動をして、この数字が生まれるのか想像することで次のマーケティングにつながります。