研修もなく上司からも教えてもらえない、取引先とのメールや手紙の書き方。“一目置かれる”にはどんな書き方をすればいいのか? 「告白」「復縁」「お礼」「謝罪」「遺言書」など、あらゆる分野の相談を受ける代筆屋、中島泰成さんに教わります。
取引先とのメールや手紙、どんな工夫をしていますか?
重要なことなのに、会社では研修もなく上司からも教えてもらえないこと。取引先とのメールや手紙の書き方は、その一つではないでしょうか。
教えてもらえないだけに、悩んでいるウーマン読者も多いのでは? と添削にチャレンジしてくれる人を募集したところ、想定より多くの方からご応募がありました。
選考の末に選ばれた読者は、これまで思い悩みながらも、ビジネスレターに向き合ってきた方々。ある方は便せんやシールを用いて感謝の気持ちを込めようと心掛けてこられました。ある方は、心を打たれる文面を見つけるとファイルにとじ、少しでも自身の文章を良くしようと努めてきました。それでも皆さん、口をそろえてこう言います。
「自分のやり方で本当に合っているんでしょうか」「自分の業務に適したやり方を本やネットで探しても、どこにも載っていないんです」
そこで指南をお願いしたのが代筆屋の中島泰成さん。「どの文章もルールを守ってしっかり書けています。でもそれだけでは“どこにでもある文章”になってしまいます」
型にはまった文章を卒業して「その先」に行きたい。他と違った一目置かれる文章を書きたい。そんな希望をかなえる、優しく愛のあるスパルタ文章塾の始まりです。
指令1:手紙編
●挑戦者:横尾ちひろさん(仮名)/製薬会社に勤務。文章がマンネリ化しているのを何とかしたい。
【指令】何度か直接お会いしたことのある比較的距離の近い医師(超多忙)への、講演の依頼文を書いてください。