テクニック4:英数字のフォントは、Arialかメイリオに

エクセルの標準フォント「MS Pゴシック」は、半角英数字のきめが粗く、見にくい印象です。表を作るときはフォントを変更し、線のきめが細かく、線の太さも均一で見やすい「Arial」に統一すると見やすくなります。

【例5】MS Pゴシックの数字は、線のきめが粗い

MS Pゴシックの数字は、線のきめが粗い

【例6】Arialの数字は、線のきめが細かいので見やすい

Arialの数字は、線のきめが細かいので見やすい

最近は「メイリオ」を使う方も増えてきました。メイリオもArialと同じく見やすいフォントですが、少しカジュアルな印象なので、比較的きっちりした業界では避けたほうがよいかもしれません。

同じフォントサイズでも、フォントを変えると文字の大きさが変わってくる。見やすいものを選ぼう。

以上、どれも簡単なテクニックですので、エクセルで表を作るときにはぜひ試してみてください。次回はエクセルの作業効率をアップする、コピー&ペーストのテクニックを伝授します! お楽しみに。

熊野 整(くまの・ひとし)
ボストン大学卒業後、モルガン・スタンレー証券投資銀行本部に入社し、大型M&Aや資金調達プロジェクトをリード。退社後はグロービス経営大学院にてMBAを取得。その後、エムスリー株式会社に入社し、事業責任者として事業計画の立案から戦略遂行までを行う。現在はスマートニュース株式会社にて、財務計画として収益計画の策定や資金調達を担当。「グローバル投資銀行のエクセルスキルを分かりやすく伝えたい」というモットーの下、2013年10月から週末や平日夜に個人向けエクセルセミナーを開催し、いまや年間3000人以上が受講する大人気セミナーになっている。企業研修も数多く開催し、多くのビジネスパーソンに収益計画の作成指導を行っている。初の著書『外資系投資銀行のエクセル仕事術』(ダイヤモンド社)は、エクセルブームの火付け役にもなり、ヒットを記録した。
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