「がんばった自分へのご褒美!」こういうこと、ありますよね。ご褒美は活力を養うための、言うなれば「アメ」。でもチープなアメでも、回数を重ね過ぎると高級スイーツほどの散財に。自分の満足度が高くお金のためにもなる、メリハリのあるご褒美術を紹介します。
ご褒美は「回数」×「金額」、総額で考えよう
「がんばった自分へのご褒美は必要」なんてフレーズ、聞いたことがありますよね。ご褒美ですから、ときめいてしまいます。何だかよさそうです。でもここはいったん冷静に、「ご褒美」について考えてみましょう。
ご褒美支出で気にしたいのは、「回数」と「金額」です。
回数×金額=ご褒美の総額
という式が成り立ちます。
家計管理で大事なのは「費目」ではなく、「なぜ」使うかという点です。ご褒美支出の場合、この「なぜ」は「回数」に直結します。
・大きなプロジェクトが成功した
・営業成績で1位になった
・試験に合格した
確かにがんばった。「お疲れ様、わたし!」というのもいいでしょう。ただ、いつしかそれが常態化してしまい、より多くのご褒美がないと、次への活力にさえならなくなる恐れがあります。「ご褒美マヒ」です。
大仕事→小仕事→仕事→何となく→疲れたから→イライラしたからと、ご褒美の基準が下がっていけば、回数がどんどん増えてしまいます。
さすがに回数が増えると、1回あたりの金額も減っていくものですが、総額が増えてしまえば、意味はありません。