相手を思いやる本当の気遣いとは?

長く話し過ぎることなく相手を退屈させないためにはどうしたらいいのか。それには「意外なネタ」を用意しておけばよいのです。

例えば趣味がボウリングだったとします(渋くてすみません)。この時、ストライクをからめてどれだけのハイスコアをたたき出せるかといった“男性のスキル”と比較ができ優劣がつく内容について熱弁を奮ってはいけません。「ボウリングの貸しシューズってダサくないですか? この間教えてもらったんですけど、実はあれ、盗難防止のためなんですって」などと展開していきます。

仕事や趣味において誰もが知っているテーマであり、その中で知られていなさそうな面白いネタはなんだろうと日頃から考えて準備しておくことで、相手を退屈させないメリハリのついた会話を行うことができます。こうした工夫により「話題が豊富で興味深いし、やっぱり話が合う女性だな」と、男性の心をつかむことができます。

プレジデントウーマンオンライン読者のみなさん、行き過ぎた気遣いで、自分の印象を悪くしてしまうことは避けましょう。そして、世間にもまれて働く女性ならではの魅力を、早速新年から生かしていきましょう!

大西明美
婚活アドバイザー。結婚相談所を経営。1977年大阪府生まれ。東京都文京区在住。過去20年で延べ4万3000件の恋愛を研究してきた婚活指導の第一人者。小中学校ではイジメを受け友達がいなかったため、周囲の人間関係を観察することを目的にして登校を続ける。特に恋愛に注目してコミュニケーションを学ぶ。高校生のとき、初めてできた友人に恋愛相談を持ちかけられ、日頃鍛えた人間観察眼を生かしたアドバイスを行い、無事に解決。それをきっかけに恋愛相談が立て続けに舞い込むようになる。婚活指導を通して、5年間で200組以上のカップルを成婚へと導いている。
著書に『となりの婚活女子は、今日も迷走中』(かんき出版)がある。