無意識の気遣いがプレッシャーに!
婚活の場で会話が盛り上がらない理由、その鍵はキャリア女性の職場での気遣いにあります。
バリキャリ女性たちは部下の気持ちをくみ取り、上司の指示にも従いながら、みんながどうしたら気持ちよく働けるのかを常に考えています。こうして自然と、相手の様子を伺いつつ自分の感情をコントロールして周りに不快感を与えないようにする姿勢が板に付いてしまうのです。
社会人として大正解であるはずのこの気遣いが、婚活では裏目に出てしまいます。どういうことかと言うと、婚活の場において「まず相手の様子を伺った上で、自分の反応をコントロールする」ということを知らない間にやってしまうのです。これは、職場ではオッケーなのですが、婚活では男性にものすごい緊張感とプレッシャーを与えます。
「この人、なんか話が降ってくるのを待ってるな。緊張する」「観察されているみたいで、空気が重たい」と男性はとらえがちなのです。
キャリア女性からすると、出会った男性に不快感を与えないようにしたいという自然なふるまいなのですが、男性は余計に気を遣わなくてはならなくなります。
その結果、「この女性が喜ぶ話題はなんだろう」と考えることになります。こうなると会話は悪路にはまっていきます。男性は「知識や教養レベルがそろっているから話が弾む」という点を求めてバリキャリ女性を望んでいるのに、「女性が喜びそうな話題」を、しかも「レベルの高い話を求めそうな相手」に対して提供しなくてはならないのです。これは大きな負担です。
そして「ああ、この人といると疲れる!」とデキる男性がさじを投げることになってしまうのです。