即効性を期待されているため、利用期間は数カ月間。使い切れる分を購入して

私が住む東京都国分寺市も、8月28日から「国分寺市プレミアム付ぶんじ商品券」というものが発行されます。

いつも買い物をする駅前の八百屋さんも商品券の販売所、利用可能店舗になっていて、先週、店頭でチラシを見つけました。6000円分(500円券×12枚綴り)を5000円で販売するというから、20%のおトク。今の銀行の普通預金金利0.02%と比較してみると、1000倍もおトク。商品券と預金なので、単純には比べられませんが、どのくらいおトクかということはご理解いただけるのではないでしょうか。

1人当たり10万円(20冊)までが購入限度額で、市内金融機関や市役所、地域の販売店で購入でき、利用有効期間は、2015年8月28日~2015年12月31日です。利用できる店舗は、地元の商店や飲食店、美容室や工務店、自動車販売会社、スーパー、コンビニなど多岐に渡ります。切手、印紙、ギフト券など換金性の高い金券や公共料金の支払いには利用できないことと、つり銭が出ないことが注意点です。

日常の買い物や食事、美容院代、やろうと思っていたリフォームや車検にも使えるので、確かに何冊か買っても使えそうです。しかし、有効期限が約4カ月しかないので、その間に使い切れる程度の金額分を購入しないと、かえってムダになってしまいます。

「プレミアム付き商品券」の発行で期待されるのは、商品券を購入することで、日頃買わない高額商品など(たとえば家電・家具の購入や旅行へ出かけるなど)の購入を検討してもらうことと、今回の経験から地元で買い物をするよさを再認識してもらい、それ以降も地元の商店を利用するようになってほしいということです。日頃消費しているものを商品券で購入するだけでは効果がありません。それ以上の消費を喚起するために、プレミアム分をつけておトク感を出しているのですから。