あこがれのあの仕事は、いったいどれくらい稼げるんだろう? みんな、いくらくらい貯めているんだろう? 職業も雇用形態も異なる3人に、お金のこと、仕事のこと、将来のことなど、語ってもらいました。

看護師

毎月、35万円を天引きで貯蓄する堅実派

保健師の経験や子育てによる休職を経て、公立病院で勤続20年目のAさん。「公務員」という立場もあり、基本給は少しずつではあるが右肩上がりだ。社会人になってからは実家暮らしの強みを活かし、毎月5万円以上は「天引き」で定額貯金を続けてきた「貯蓄体質」。現在の共済貯金の天引き額は、毎月35万円。給与の手取りは約12万円という倹約ぶりだ。しかも住宅は購入済みのため、一番お金がかかることといえばマンション管理費と駐車場代(計2万4千円)、食費ぐらいだという。

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看護師の給与明細(静岡県在住/48歳/娘2人と同居/分譲マンション(約3000万円で購入)

また「趣味は節約」なのだそう。待機電力を簡単に抑えることができるプラグの「節電タップ」を使用したり、湯沸かしの設定温度をこまめに見直したり。またエアコンは基本的に使わず、電気代の安いコタツを愛用。電球をLEDに替えたり、コンビニには極力行かないなど徹底している。

娘2人の母でもあり、「最近は生前贈与や相続税について調べています」と、将来を見越している。職場環境は整っており、「65歳まで、元気に働き続けることが夢」と明るく語る。

■一番お金を使っていること
節約が趣味。年に1度の国内旅行が唯一のぜいたく

■節約術
「コンビニに行かない」「照明はLEDに切り替え」「冷蔵庫の中身を減らす」など一般的なノウハウを徹底

■貯蓄額
約3000万円。共済貯金や投資信託(NISA)、定期預金、「タンス預金」などに分散させている