「女性ならでは」を生かして生き残ってきた
かく言う私も「女性らしいセンス」や「女性ならではの視点」をフルに生かして、この厳しいメディア業界をなんとか生存してきた一人です。
私は、10年ほど前に、あるキャリア情報誌の編集部を辞めて独立。以降はフリーランスのライターとして主に、ビジネス、人事、キャリア、ビジネスパーソンの生活実感などをテーマに、雑誌、webとたくさんの媒体で書き散らしてきました。
そして現在は経済情報メディアの「NewsPicks」のエディター(編集者)をしながら、他媒体でこのようなコラムも自由に書かせて貰っています。
このように、仕事に恵まれたのは、私の実力が際立っていたということでは決してありません。謙遜で言っているのではありません。周囲を見渡せば、私より取材力や文章力がある「ビジネス系ライター」や「人事ライター」はゴマンといるのです。
しかし、「女性のビジネス/人事ライター」は……というと、それほど、層が厚いわけではありません。