維新の元勲、後藤象二郎を看護
看護婦講習所で講義をおこないながら、オファーがあれば看護婦として派遣先へ赴く。東京に戻ってから3カ月後には、維新の元勲で政府の重職を歴任した後藤象二郎から依頼を受けた。心臓を患い箱根で静養する後藤に付き添うことになる。せっかく帰京したのだが、これでまたしばらく家族と離れて暮らすことになってしまう。家でゆっくりしている間がない。
母の哲は還暦を過ぎても元気で家を切り盛りしている。それがありがたかった。この母がいるから、和も好きな仕事に没頭できる。子どもたちの教育についても、哲に任せきりにしていた。和が娘だった頃には、母から稽古事や家事などを厳しく躾けられたという記憶がある。しかし、孫には甘くて過保護だった。
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