「ブランド品」「人脈の豊かさ」はトラの威になる

そういえば、あなたはブランド品のバッグや財布を持っていませんか? ブランド品も後光効果を発揮してくれるものの1つです。

横山泰行『ポケット版「スネ夫」という生きかた』 (アスコム)
横山泰行『ポケット版「スネ夫」という生きかた』 (アスコム)

ブランド品を買って身につけることはお金がかかりますが、言うなれば「トラのを借りる」に近い効果があります。とくに弱い立場の人に役立つ方法でしょう。

具体的に言うと、スネ夫のような、何かを誇りたいけれども、まだ若過ぎる人。新入社員のように、まだ実績がない人(これから伸びる人)。

このような人は、周囲に人脈の豊かさをアピールしておくと、いじめられたり、しいたげられたり、軽んじられたり……ということは格段に少なくなるはずです。

「学年一の不良と、実は小学校の頃から仲よしだった」
「大事な取引先に大学の先輩がいる」

こんな「かすかなつながり」でも、周囲に知らせておくだけで、キツい風当りがやわらいだり、えこひいきされたりすることもあるはずです(不良は良いものではありませんが)。

自分を高く売り込むだけでなく、自分の身を守るためにも、ぜひ「後光効果」を覚えておいてください。「後光」にあたる部分は、探せば何かしらあるものです。

「SNSで話題になっていたけど」も効果あり

「自分には本当に『後光』がない!」「人脈さえ、まだ作れない」という方には、とっておきの方法をお教えしましょう。それは「ニュースで見たけど」「SNSで話題になっていたけど」という魔法のフレーズです。現代では多くの人が情報の出どころに影響されやすく、それだけで説得力が増してしまうのです。

たとえば「トマトジュースってダイエットにいいんだって」というフレーズに、「情報番組で特集されていたけど」とひとこと付け足すだけで、情報の信ぴょう性を格段にアップさせることができるでしょう。これであなたも後光効果のスゴさを実感できるはずです。

しかも、あなた自身が「情報ツウ」として評価が上がるオマケまでついてきます!

自分自身をちょい高めにプロデュースする術、情報の信ぴょう性を高める術を、日常にぜひ取り入れてみてください。

横山 泰行(よこやま・やすゆき)
富山大学人間発達科学部名誉教授

1942年岐阜県生まれ。1976年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。フルブライト交換留学生(ペンシルベニア州立大学)。富山大学人間発達科学部名誉教授。生涯スポーツ論専攻。教育学博士。ドラえもんアナリスト。登場人物が夢や悩みにどのように対応し、解決したかを考え、人生を豊かにする方法を模索する「ドラえもん学」を研究。主な著書に『「のび太」という生きかた』『「のび太」が教えてくれたこと』『「スネ夫」という生きかた』(アスコム)がある。