「自分を誇張する男性はNGです」
この二人が並んだプロフィールから見ると、学歴も見た目もお似合いのカップルに見える。
私もこのお見合いには、ビッグカップルの誕生かと、期待で胸を大きく膨らませていた。お見合い後、彼女からの第一報がLINEで入る。
「お見合いにドルガバのロゴTド~ン! でした」
イタリアのファッションブランドDolce&Gabbanaのロゴが大きく入ったTシャツの上にジャケットを羽織って登場した、年収2000万円の医師からは、香水の匂いもプンプンしたという。
「結婚相手には絶対にありえない」と一瞬で感じた彼女は、「どんなにお金があっても、必要以上に自分を誇張する男性は、嫌です。自分の子供の父親になる人と考えられません」と、即刻お断りの回答を寄こした。
香水をつけることを否定するつもりはないが、医師という職業柄、匂いも診察の一部になることもあるはずだ。また患者さんは匂いに敏感で、それにより気分が悪くなる場合もある。お見合いの場に、香水をつけてくるという感覚が、彼女には許せなかった。
年収も、職業も、見た目も申し分ないと思っていたお見合い相手だったが、お見合いの間中、彼女の頭の中では、少し前のヒット曲の「香水」のサビがエンドレスにかかっているような気持ちになり、会話もろくに頭に入ってこなかったそうだ。
「迷彩柄にドクロのペンダント」で交際終了
こうした男性のロゴTを女性が嫌うケースは実は少なくない。
ある34歳女性が交際していた36歳男性が、デートの時に着てきたトレーナーは、迷彩柄で胸元に「GOTCHA」(「ガッチャ」・サーフブランド)と大きなプリントがされていた。サーフィンが趣味でもなく、どちらかといえばインドアタイプの男性の洋服のセンスに一瞬で興ざめ。交際終了になったこともある。
洋服の趣味だけで、ご縁をなくしてしまうのはもったいないからと「洋服の趣味は結婚したらあなたが変えたら良いのだから」と翻意を促してみたものの、「無理です。そのうえ、胸にめちゃくちゃ大きなドクロみたいなシルバーのペンダントをしていたんです」と、気持ちはまったく揺るがなかった。
このように、婚活男性においては、ロゴTだけでなく、華美なアクセサリーはご法度だ。男性に人気のシルバーアクセサリーの「クロムハーツ」などは、ごつくて存在感がある分、婚活の場面には似つかわしくないだろう。
自分をより良く見せるためのファッションが、やり過ぎて本末転倒になることは、婚活の場では非常によくある話なのである。