ヨーロッパなら間違いなく「愛子天皇」
愛子内親王は、一人っ子ではあるものの、天皇家の第1子である。もしも、これがヨーロッパの王室であれば、間違いなく王位を継承する第一位に位置づけられる。
一人っ子は、両親にとってたった一人の子どもであるために、甘やかされるというイメージがあるかもしれない。だが、一人っ子になるのは結果であって、当初の段階では第1子として育てられ、両親もあまり甘やかしたりはしない。
本人が甘える能力を発達させていくのは、上に兄や姉がいてのことである。また、下に弟や妹がいないと、甘やかす経験も持たない。したがって一人っ子は、甘えの世界とは縁のない存在なのである。
また、一人っ子は、上にも下にも兄弟姉妹がいないため、比べられるという体験もしていない。その点で、嫉妬するとか、比べられて落ち込むといった経験もしていない。それが明るさに結びついていく。
唯一欠点があるとしたら、集団になじみにくいということがある。だからこそ、愛子内親王も一時、登校拒否ぎみになったのだろうが、それは過去のことである。
封印された「女性天皇」を実現させる人
女性であり第1子である愛子内親王と、男性であり末っ子である悠仁親王は対照的な生まれである。
その生まれの違いが、悠仁親王には残酷なことかもしれないが、「愛子天皇」待望論を高めることにつながっている。
作詞家の森由里子氏から『新時代のアマテラス 愛子天皇の未来へ』という本をいただいたことがある。女性天皇が長く封印されてきたのだとしたら、それは、皇室の祖先神とされるアマテラスの岩戸隠れに匹敵することかもしれない。
なんとか岩戸を開いて新時代のアマテラスである「愛子天皇」に国民の前に現れてほしい。発言を翻した小川代表は、岩戸を力ずくで開いたアメノタヂカラオの役割を果たすことができたかもしれなかったのだ。
放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)、『教養としての世界宗教史』(宝島社)、『宗教別おもてなしマニュアル』(中公新書ラクレ)、『新宗教 戦後政争史』(朝日新書)など著書多数。