夫婦円満につながる「会話の中身」

誰もが男性性と女性性を持っています。男性だから男性性だけがあるわけではなく、それぞれの特性を多め・少なめというグラデーションで持っています。

岩田かおり『自分の頭で考えて行動する子が育つ 戦略的パートナーシップ』(KADOKAWA)
岩田かおり『自分の頭で考えて行動する子が育つ 戦略的パートナーシップ』(KADOKAWA)

男性性の特徴は競争的だったり、戦って達成感を得ようとしたりすることです。一方で、女性性には調和や包み込むこと、柔軟さなどの特性があります。

私は女性ですが、内面的には男性性と女性性両方持っているなと感じています。男性性が強いか女性性が強いかで、それぞれの特性はあると考えています。夫婦において大事なことは、このバランスが取れていることです。

以上のように、性差とはグラデーションがある話ですが、私が出会ってきたかなりの割合の夫婦に当てはまる「今日からできる簡単なアドバイス」をそれぞれまとめました。

【女性へのアドバイス】
(1)感謝を言葉で伝える。
(2)具体的に「こうしてほしい」と簡潔にまとめてから伝える。
(3)「あなたのおかげで幸せ」と言う。

多くの場合、男性には言葉で伝えることが重要です。感謝や「こうしてほしい」という指示は口に出して伝えましょう。男性にとって「察して」は非常に難しいのです。また、「女性を幸せにできている」「家族に自分が必要だ」と思えていることが、男性の仕事や家事に対する頑張りにつながります。だからこそ、「あなたのおかげで幸せ」は男性にとってお守りになる言葉なのです。

【男性へのアドバイス】
(1)「どうすれば幸せ?」と素直に聞く。
(2)話を最後まで聞く。迂闊にアドバイスしない。
(3)相手が助かる行動で示す(家事・プレゼント・スキンシップなど)。

女性がイライラしていたり苦しそうにしていたりしたら、まずは「どうすれば幸せ?」と率直に聞いてみましょう。その際に、自分の意見を挟むことや、アドバイスはNGです。まずは寄り添って、傾聴してください。女性の思いを受け止めたら、小さくてもいいので行動に移しましょう。希望をすべて叶えることができなかったとしても、目に見える形で変化させることで女性の信頼感は増します。

岩田 かおり(いわた・かおり)
家庭教育コンサルタント

ママプロジェクトJapan代表取締役。幼児教室勤務、そろばん教室の運営を経て、「子どもを勉強好きに育てたい!」という想いから、独自の教育法を開発。「子どもを学び体質に育てる」と「親を幸せ体質にする」ことを目指し、親がガミガミ言わずに勉強好きで知的な子どもを育てる作戦『戦略的ほったらかし教育』を全国へ展開中。また、3児の母親で、『戦略的ほったらかし教育』を実践した子どもたちは、中学生で起業、経団連の奨学生としてインドへ高校留学、学費全額奨学金で海外大学進学、塾なしで慶應義塾大学合格など、3人とも自分で自分の道を切り開いてきた。著書『自分から学べる子になる戦略ほったらかし教育』(ディスカヴァー)は、現在6万部突破のベストセラーに。