「ありがとう」を積極的に伝える
私は夫に、よく「ありがとう」「さすがだわ」などと言っています。妻の私が言っていたら、子どもたちも自然に、「パパ、ありがとう〜」と言うようになりました。
例えば、外食してレストランを出るときも、旅行の帰り道でも、「ありがとう」と言う。長距離ドライブでは夫が「自分が運転したい」と言うのでメイン担当になってもらっていますが、それに対しても「ありがとう」と言います。
「なぜ、夫にばかり『ありがとう』と言わなくてはいけないんですか」「2人で稼いでいるので、私だって払っているのに、夫にばかり感謝を伝えるのはおかしくないですか」とおっしゃる方もいるでしょう。
私が「ありがとう」を伝えるのは、夫が自分のお金を払っているかどうかではなく、楽しい時間が過ごせたことへの感謝です。夫にとっては、感謝を伝えることで、明日からまた仕事を頑張るエネルギー源になっているのではないかと思います。
雑な言い方をすると、「ありがとう」が言える機会があれば、どんどん言うということです。それでうまくいけば何でもいいじゃないですか。感謝してお金が減るわけでもないので、ケチケチしなくてもいいんじゃないかな、と思います。
夫婦のコミュニケーションの何がゴールかといえば、「どちらが多く支払ったか」や「どちらが家事をたくさんしているか」を明らかにすることではありませんよね? 夫婦のコミュニケーションのゴールは、心が通い、ご満悦になって、明日への気力が湧いてくること。その上位目標さえ見据えられれば、パートナーに「家族に役に立っていること」を実感してもらう場を作ることへの抵抗感もなくなっていくのではないでしょうか。