空き家を市場に流通させるために
さらに、民間の不動産会社に門戸を開き、空き家を市場に流通させることも重要だという。
「結局、物件はお金が発生しないと流動性が高まりません。政府は、民間企業が空き家を購入するインセンティブをもっと働かせるべきです。現状は権利問題などで企業への売却がグレーな部分もあります。もう少し住宅市場の透明性を高めて、今ある空き家という資産を活かす方向を考えていくべきです」(ウォールマン氏)
日本人は見落としてしまいがちな空き家という選択肢。アントンさんの住宅思想から現役世代はヒントを得てみるのもいいかもしれない。
1996年生まれ。米アリゾナ州立大学に留学後、同志社大学卒業。ジャーナリストとして活動開始。経済メディア→小売専門誌→フリーに。教育、小売、海外スタートアップ、国際情勢、インフラなど多岐にわたるテーマで寄稿する。過去携わった書籍に『フリースクールを考えたら最初に読む本』(主婦の友社)、主な特集記事に『出生数75.8万人の衝撃』『奈良のシカ』(JBpress)『リニア20世紀最後の巨大プロジェクト』(NewsPicks)『精肉MDの新常識』(ダイヤモンド・チェーンストア誌)など。