② 「仕事内容」より「働き方のリアル」を確認する
転職に失敗する原因の多くは、職種そのものではなく「働き方の不一致」にあります。面接では、以下4つのポイントをよく確認してみてください。
・上司とのコミュニケーション頻度や手段(チャット中心か、1on1があるか、など)
・チームの雰囲気は属人的か、コミュニケーションが取りやすいか
・残業の発生理由(単なる多忙か、スキル不足か、構造的なものか)
制度があっても使われていないケースもあるため、「育休制度について、直近で男性の取得実績はありますか?」など、制度の有無ではなく「実際の運用」を聞くとよいでしょう。
「アットホームな職場」という言葉にも注意が必要です。これは心理学的な視点で見ると、仕事とプライベートの境界線が存在しない、バウンダリー・レスな環境であるリスクを孕んでいます。
③ 情報の質を「一次情報」で高める
口コミサイトやSNSは参考になりますが、個人の主観やネガティブな時期の投稿に偏ることもあります。可能な限り、現場社員とのカジュアル面談などを活用し、実際に働いている人の生の声(=一次情報)に触れてください。情報を集めれば集めるほど「把握可能感」が高まり、入社後のギャップを最小限に抑えられます。
また、もし今あなたが非常に疲れているなら、自分の認知の歪みも疑ってみてください。疲れていると普段であればなんでもない言葉に敏感に反応し、これをネガティブに解釈することで傷ついたり、怒りを感じることがあります。
信頼できるエージェントや専門家に相談し、客観的な視点を取り入れると「処理可能感」が高まります。
「3年後の自分」から逆算してキャリアを積む
転職を成功させるには、メンタル面だけでなく、長期的なキャリアの視点も欠かせません。その際の「転職軸」が多すぎると迷いますので、私は以下の3点に絞ることをおすすめしています。
・自分の価値観に合う働き方か
・市場価値が上がる経験ができるか
今の仕事が辛くても、次の職場が「3年後の自分を強くする場所」であれば、有意味感を持って乗り越えやすくなります。逆に、「年収が良いから」「なんとなく雰囲気が良さそうだから」といった、自分ではコントロールできない要素を軸に職場を選んでしまうと、状況が変わった時に大きなストレスとなります。
特に、その会社でしか通用しないスキル“しか”身につかない環境は避けましょう。「業界共通のスキルか」「他社でも評価される成果を出せるか」という、スキルの移転可能性を確認してください。
