子どもが不登校・ひきこもりになる親の特徴はあるのか。不登校ひきこもり専門カウンセラーのそたろうさんは「子どもが不登校やひきこもりになったり、問題を長期化させてしまう親御さんには、共通点がある。特に真面目で一生懸命な親御さんほど、その傾向が強い」という――。
専門カウンセラーが見てきた「親の共通点」
これまで8000回以上、お子さんの不登校・ひきこもりに悩む親御さんたちのカウンセリングを行い、親子関係が改善してお子さんが自分から学校に戻ったり、自分なりの進路に歩み始めたという話を聞かせていただいてきました。
こうした経験のなかで、お子さんの不登校で悩んでいる親御さんや、問題を長引かせてしまう親御さんには、共通点があると感じるようになりました。
その共通点とは、親御さん自身が「自分のことを許せていない」ということです。
「え? 子どものことで悩んでいるのに、自分のこと?」と疑問を持った方もいるかもしれません。
悩んでいるのは、学校に行かず、勉強もせず、スマホやゲームに耽っているお子さんのことなのであって、自分の何を許せていないのか。なかなか人は自覚的になれないところですよね。
今回は、その「自分を許せない」という心の仕組みが、どうお子さんの不登校・ひきこもりと関係しているのか、そして、どうすればその状態から抜け出せるのか、具体的なお話をしていきたいと思います。


