赤ちゃん訪問のガイドラインと研修を
赤ちゃん訪問において、保健師や助産師がすべきなのは、根拠のない個人的な意見を伝えることではありません。一人前の大人であるお母さんやお父さんを叱ることでもありません。
産後まもないお母さんやお父さんの心配事に耳を傾け、それに対し根拠があって役立つ知識を伝えること、赤ちゃんの成長と発達、母子の心身の健康を確認することです。また必要に応じて、継続的に見守ること、小児科医や精神科医、栄養士、子育て支援センターなど他の専門家や支援につなぐことでしょう。
赤ちゃん訪問で不適切な対応をされた保護者の方は、もしも可能なら市区町村の保健センターや保健所に伝えてください。当然ながら、きちんとした知識を持った保健師・助産師がたくさんいますから、他の方に代わってもらいましょう。各部署ごとに担当が違いますから、苦情が本人に伝わるかもしれないと悩まなくても大丈夫です。むしろ、今後の新生児訪問の質がよくなると思います。
こうした問題が起こるのは、新生児訪問や乳児全戸訪問のガイドラインがあっても、実際的な研修が不足しているからでしょう。厚生労働省が目的や考えを示したガイドラインの具体的な方法やチェックポイントを作成し、自治体がもっと積極的に研修を行ってほしいと思います。

