お気に入りの絵は「フレームに入れて飾る」

子どもが園や学校で描いた絵、どんどん増えていく立体工作物を保存するか処分するかで悩んでいる人も多いと思います。

とはいえ、子どもに「これ、もう捨ててもいい?」と聞いても「絶対ダメ‼」と言われることは火を見るよりも明らかです。

高松ますみ『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』(かんき出版)
高松ますみ『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』(かんき出版)

しかし、全部保存していたら、自宅がゴミ屋敷になってしまいますよね。なかには、夜中にこっそり処分している人もいらっしゃるのではないでしょうか。

その対策として、わが家ではチェストの上と、襖の一面を「ファミリーギャラリー」と名づけ、子どもが作った作品や描いた絵を飾る専用スペースにしていました。

しばらくは美術品のように飾っておけるので子どもは満足してくれます。

お気に入りの絵は、フレームに入れて飾ってあげると、より自己肯定感が高まります。

処分は写真に撮ってから

そして、そこに収まらないものは、基本的に写真に撮ってから処分するルールにしていました。写真を撮ることで作品を処分することに対する抵抗感が下がりますし、自尊心が損なわれることもありません。

処分する作品を子どもに選ばせれば、取捨選択力も高まります。

この方法は、ブロックや積み木で作った作品、プラレールのレイアウトなどを片づける際にもおすすめです。

子ども専用のインスタアカウントを作って、撮った写真をアップしてあげてもいいでしょう。

ここまでお伝えしたように、親のポジティブな働きかけが子どものチャレンジ精神を育みます。

夢や目標を叶えるために自らチャレンジと努力ができる子どもに育ってほしいと願う方は、ぜひ取り入れてみてください。

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