「お祝い」で子どもの自己肯定感が上がる

「子どもが大きくなるにつれ、あまりお祝い事をしなくなった」
「ここ数年、雛人形を出してないな」

こんな親御さんもいるのではないかと思います。

家族に、誕生日や桃の節句、端午の節句などのお祝いをしてもらうことは、自分の存在価値が認められていることを最も強く感じることができるイベントです。

お祝いのプレゼントをもらい、家族で食卓を囲みながら、生まれてきたときの話を聞いたり、アルバムをめくりながら当時の写真を見せてもらったりすることは、子どもにとってとても幸せな時間になるでしょう。

飾られた雛人形
写真=iStock.com/ziggy_mars
「お祝い」で子どもの自己肯定感が上がる(※写真はイメージです)

「手間を惜しまない」姿が愛情を伝える

誕生日を祝う飾りつけをしたり、お雛様や兜飾りを出したりしまったりするのは、たしかに面倒ですが、その手間を惜しまない親の姿そのものが、子どもへの愛情を伝えるメッセージになります。

それによって、自分が大切にされていることを実感し、自己肯定感も上がります。

さらに、人から祝福される喜びを感じた経験のある子どもは、まわりの人にも同じように愛を与えられる人に育ちます。

私自身も、節句や誕生日には全力で子どもたちをお祝いしていました。

「最近忙しくて、ちゃんとお祝い事をしていないな」という人は、成長を祝うことで子どもの情緒を育てていると考え、ちょっと頑張ってみてはいかがでしょうか。