お年玉で子供にガチャを引かせるべき理由

親が使い方に口出ししたくなるのはこういうシーンでしょう。「それは今欲しいオモチャやゲームソフトかもしれないが、絶対に2回触って飽きるよ」「Aという商品よりBのほうが満足度は高いよ」。しかし、すべて親が導いていては子供の成長もないのです。

金銭教育のテキストには、子供に向けて「失敗してみよう」と“推奨”するような内容は書かれていません。しかし、家庭で必要なのは「失敗をさせて、次に活かす」ような“攻め”の金銭教育なのだと思います。

▼スマホゲームのガチャに5000円使ってもぐっとこらえて見守ろう

2018年のお年玉の使い道については、親はぐっとこらえて、あえて子供の判断を尊重し、やりたいようにさせてみてください。

写真=iStock.com/Wachiwit

どこまで許すかは子供の年齢や金額を見ながら、やんわりとアドバイスしてもいいでしょう。例えば、中学生や高校生であれば、夢中になっているスマホゲームのガチャ(一定の確率でキャラやアイテムを得られる課金システム)に5000円を突っ込んで、数十分でお金をなくしてしまったとしても、そこから得られる経験(目当てのモノが入手できず、むなしさしか残らないという失敗経験)の価値は数十年先まで生きるのではないかと思います。

もしかしたら将来パチンコや競馬でお金を浪費する人生を回避できるかもしれません。ギャンブルをまったくしない、とまではいかなくても、適度にギャンブルを娯楽として楽しむ距離感をつかめる可能性も秘めています。

親にとって必要なのは「止めること」より、使ってしまい失敗したあとの「諭(さと)し」なのだろうと思います。

できれば、手痛い失敗をしてしまった子供に、タイミングをみつつ優しく声をかけてあげてください。親自身が若い頃にやらかしたお金の失敗経験を話してあげるのもいいと思います。きっとその失敗は、失ってしまった金額以上に子供を一回り成長させてくれるはずです。