ミニ株(単元未満株)投資に挑戦!初心者におすすめの銘柄と証券会社を紹介
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「株式投資を始めたいけれど、大きく損するのが心配」という人にはミニ株(単元未満株)がおすすめだ。

通常、株式投資は100株(単元株)単位で取引しなければならない。しかし、ミニ株(単元未満株)を利用すると10株などの少量から国内株を購入でき、数百円から株式投資ができる

本記事では、ミニ株(単元未満株)投資できる銘柄の中から、配当金を狙うのにおすすめの銘柄を5つ厳選して紹介する。

ミニ株(単元未満株)は投資経験を積むためにも役立つ。投資経験を積むためにおすすめの選び方や単元未満株を購入できるおすすめの証券会社についても詳しく解説するので、少額から株式投資を始めたい人はぜひ参考にしてほしい。

目次

  1. ミニ株(単元未満株)投資におすすめの高配当銘柄5選
    1. オープンハウスグループ <3288>
    2. KDDI <9433>
    3. ユー・エス・エス <4732>
    4. 花王 <4452>
    5. 日本たばこ産業 <2914>
  2. ミニ株(単元未満株)で投資経験を積む方法
    1. 生活に身近な業界の銘柄を買う
    2. 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の上位銘柄を買う
    3. 高すぎて手が出ない「値がさ株」を買う
  3. 単元未満株投資ができるおすすめの証券会社は?
    1. 取扱銘柄の多さが魅力「SBI証券」
    2. リアルタイムで取引できる「楽天証券」
  4. ミニ株(単元未満株)についてのFAQ
ミニ株と単元未満株とは

ミニ株と単元未満株は厳密にいうと異なる制度だ。ミニ株は正式名称を「株式ミニ投資制度」といい、個別株式を10株単位で購入できる。
一方、単元未満株は個別株式を1株単位で購入できる。本記事では、ミニ株と単元未満株の両方に共通する事柄についてはミニ株(単元未満株)と記載し、どちらか一方にしか当てはまらない事柄はそれぞれミニ株、単元未満株と記載する。

証券会社によって異なる単元未満株の名称

単元未満株はさまざまな証券会社で取り扱われているが、証券会社によって名称は異なっている。例えばSBI証券では「S株」、楽天証券では「かぶミニ®」、マネックス証券では「ワン株」、auカブコム証券では「プチ株®」と、それぞれ独自の名前でサービスを提供している。名称は違っても基本的な仕組みや取引方法はほぼ同じだ。

ミニ株(単元未満株)投資におすすめの高配当銘柄5選

ミニ株(単元未満株)は、少額から気軽に株式投資を始められるので初心者におすすめの投資方法といえる。ただし、元手が少ない分、株の値上がりで得られる利益も少ない。

株式を売買して利益を狙うだけでなく、継続保有して配当金を積み上げていく投資方法もおすすめだ。配当金とは株主に分配される現金のことを指す。株主は企業の業績に応じて利益の還元を受ける権利がある。

今回はミニ株(単元未満株)投資ができる企業の中から、配当金額を増やし続けている「連続増配」銘柄を5社紹介する。

オープンハウスグループ <3288>

オープンハウスグループ <3288> は、2023年9月期に売上高1兆円を達成した大手総合不動産会社だ。

2013年に上場して以来、10期連続して増配しており、予想配当利回りは3.52%(2024年6月13日時点)となっている。オープンハウスグループが上場している東証プライム市場全銘柄の予想加重平均配当利回りは2.25%(2024年6月14日時点)なので、配当利回り3%台後半は高いといえるだろう。

配当利回りとは?

株価に対して、年間の配当金額がどのくらいあるのかを表す指標のこと。例えば、株価が1,000円で、1株あたりの年間配当金額が10円の場合、配当利回りは「10円÷1,000円=1.00%」となる。日経平均株価構成銘柄の予想平均配当利回りは1.82%(2024年6月14日時点)となっている。

■直近過去4年の年間配当実績(1株あたりの配当金額、単位:円)
中間配当 期末配当 合計
2023年9月期 72.00 92.00 164.00
2022年9月期 62.00 67.00 129.00
2021年9月期 50.00 62.00 112.00
2020年9月期 40.00 40.00 80.00

株価推移

画像引用:SBI証券

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KDDI <9433>

KDDI <9433> は「au」ブランドで知られる総合通信企業であり、通信サービスのほかにも金融業など幅広い事業を展開している。

大手通信事業者は業績が安定していることから配当実績も安定しており、KDDIは2003年3月期から22期連続で増配している。

■直近過去4年の年間配当実績(1株あたりの配当金額、単位:円)
中間配当 期末配当 合計
2024年3月期 70.00 70.00 140.00
2023年3月期 65.00 70.00 135.00
2022年3月期 60.00 65.00 125.00
2021年3月期 60.00 60.00 120.00
KDDI株式会社のHPおよび決算短信から作成

株価推移

画像引用:SBI証券

ユー・エス・エス <4732>

ユー・エス・エス <4732>は、オートオークション市場のリーディング・カンパニーとして、中古自動車オークションの運営や中古自動車買取チェーン「ラビット」を全国展開している。

長期間増配をしている企業として知られ、これまで24年連続で増配している。また、2025年3月期も増配を予定している。

■直近過去4年の年間配当実績(1株あたりの配当金額、単位:円)
中間配当 期末配当 合計
2024年3月期 34.70 40.70 75.40
2023年3月期 33.70 33.80 67.50
2022年3月期 29.20 37.00 66.20
2021年3月期 27.75 27.75 55.50
株式会社ユー・エス・エスの有価証券報告書および決算短信から作成

株価推移

画像引用:SBI証券

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花王 <4452>

花王 <4452> は、「ハイジーン&リビングケア」「ヘルス&ビューティケア」「ライフケア」「化粧品」「ケミカル」の5つの事業セグメントを持つ、大手消費財化学メーカーだ。

国内の連続増配ランキングで1位であり、34期連続で増配を続けている「配当貴族」企業として知られる。

安定的・継続的な配当を重視しているとはっきりと明言している点も評価が高く、おすすめの銘柄だ。

■直近過去4年の年間配当実績(1株あたりの配当金額、単位:円)
中間配当 期末配当 合計
2023年12月期 75.00 75.00 150.00
2022年12月期 74.00 74.00 148.00
2021年12月期 72.00 72.00 144.00
2020年12月期 70.00 70.00 140.00
花王株式会社の有価証券報告書から作成

株価推移

画像引用:SBI証券

日本たばこ産業 <2914>

日本たばこ産業 <2914> は、日本国内だけでなく世界130カ国以上でたばこ事業を展開するグローバル企業だ。また「国策会社」でもあり、発行済株式総数の3分の1を超える株式を日本政府が保有するよう、法律で義務付けられている。

直近2期は増配となり、配当利回り予想も4.31%(2024年6月13日時点)と高い。配当狙いの銘柄として人気がある企業の一つだ。

■直近過去4年の年間配当実績(1株あたりの配当金額、単位:円)
中間配当 期末配当 合計
2023年12月期 94.00 100.00 194.00
2022年12月期 75.00 113.00 188.00
2021年12月期 65.00 75.00 140.00
2020年12月期 77.00 77.00 154.00

株価推移

画像引用:SBI証券

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ミニ株(単元未満株)で投資経験を積む方法

少額から投資ができるミニ株(単元未満株)は、株式投資経験を積むのにも適している。

投資金額が少額であっても、実際に株主になることで投資先企業が関わる業界動向、経済ニュースに敏感になる。金融リテラシーをアップするのにうってつけだ。

ミニ株(単元未満株)で経験を積んでいきたい人に向けて、おすすめの銘柄の選び方を3つ紹介する。

ちなみに、株式投資の銘柄選びはパートナー選びに例えられることがある。長く“お付き合い”したいのであれば生活に身近な範囲から、安定感を求めるなら「結婚したい人ランキング」から、トキメキを重視するなら憧れの「高嶺の花」から選ぶ、というのはいかがだろう。

生活に身近な業界の銘柄を買う

まず紹介するのは、自分が日常的に使う商品を提供している銘柄や、興味のある業界の銘柄を買うという方法だ。投資初心者に特におすすめしたいのがこの方法で、以下のような理由がある。

1.事業内容や業界動向を理解しやすい

普段の生活の中で接している商品やサービスを提供する企業であれば、事業内容や業界動向を理解しやすい。

よく知らない企業についてイチから調べるよりも、すでに強みや魅力を知っている企業に投資をした方がスムーズに投資判断できるだろう。

2.長続きしやすい

もともと関心のある業界の銘柄であれば、投資を継続しやすいというメリットもある。

投資をしていると、利益が出ないときが必ず存在する。株価が暴落してしまった場合に投資をやめてしまうと、いつまでたってもスキルや経験が身につかず、資産形成はできない。

もともと興味のある業界であれば、多少の値動きがあったとしても、長く投資を続けられる可能性が高い。楽しみながら企業の決算発表や業界動向に関するニュースをチェックすることもでき、投資を習慣化しやすいだろう。

3.投資チャンスに出会いやすい

日常生活を送る中で、「最近この商品が周囲で話題になっている」「近くにできたあのお店はいつも行列ができている」といった情報に触れる機会があれば、その企業の株価上昇は期待できるかもしれない。商品やサービスがヒットすることで企業の業績が上がり、結果として株価にもよい影響が出る可能性があるからだ。

生活に身近な銘柄であれば、思わぬ投資チャンスを発見したり、潜在的なリスクを察知したりする機会が多いだろう。

例えば、米アウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」などを展開するアパレルメーカー「ゴールドウイン<8111> 」は、2017年頃から株価を大きく上げている。

キャンプやアウトドアの流行で需要が伸び株価が上昇しているが、ファッションに興味がある人であれば、そういった機運をいち早く察知して投資チャンスを掴めたかもしれない。

画像引用:Google Finance

「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の上位銘柄を買う

「この企業に勤める人と結婚したいランキング」上位の銘柄を買うのもおすすめしたい方法の一つだ。

このランキングは法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社が毎年発表しているもので、既婚、未婚問わず男女にアンケートを取り、安定性や信頼性、働きやすさなどで企業をランク付けしている。

2023年6月に発表された第13回調査では、以下のような大企業が上位にランクインした。

第13回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の上位企業

3位 トヨタ自動車
4位 パナソニック
5位 グーグル(Google)
6位 アップル(Apple)、ソニー、
任天堂
9位 サントリー
※1位は「国家公務員」、2位は「地方公務員」

「結婚したい人ランキング」上位にランクインしていることは、業績が安定していることや、その企業が一定以上の信頼を獲得していることを示している。つまり、株価が大暴落するリスクが低いとも言える。大損しないことを念頭に置いた場合、投資先の候補になりうるというわけだ。

銘柄選びに迷ってしまう場合、このような調査を参考にしてみるのもおすすめだ。

高すぎて手が出ない「値がさ株」を買う

株価水準が高い銘柄のことを「値がさ株」と呼ぶ。例えば、1株1万円以上する銘柄を、通常の株式投資において100株単位で取引するには100万円単位の資金が必要になる。

通常の株式投資では手を出しづらい「値がさ株」を買うのも、ミニ株(単元未満株)のおすすめの活用方法だ。

1株あたりの価格が高い代表的な銘柄として、以下が挙げられる。

単元株価格が高い代表的な銘柄

キーエンス <6861>
(1株6万8,810円)
ファーストリテイリング <9983>
(1株4万750円)
東京エレクトロン <8035>
(1株3万4,910円)

※株価は2024年6月13日時点

例えば、「ユニクロ」や「ジーユー」で有名なファーストリテイリング <9983>を100株購入する場合、400万円以上必要となる。一方、単元未満株であれば同様の銘柄を約4万円から購入できる。

単元未満株を買い増して100株になった場合、単元株として扱われ、単元株を購入した場合と同じ権利(議決権、優待権など)が与えられる。

株価の高い企業に1株からコツコツ投資し、100株になったところで優待の権利を得る、といった活用法もあるだろう。

単元未満株投資ができるおすすめの証券会社は?

ここから単元未満株投資におすすめの証券会社について紹介する。

単元未満株はさまざまな証券会社で扱われているが、特におすすめしたいのはネット証券最大手のSBI証券と、楽天ポイントが使える楽天証券だ。

SBI証券、楽天証券ともに単元未満株の売買手数料が無料となっているのが特徴だ。

■ネット証券大手5社の単元未満株売買手数料比較
SBI証券 無料
楽天証券 無料
マネックス証券 買付手数料:無料
売却手数料:約定代金の0.55%(最低手数料52円)
auカブコム証券 約定代金の0.55%(最低手数料52円)
松井証券 買付手数料:取り扱いなし
売却手数料:約定代金の0.55%
※一般口座、特定口座の売買手数料。新NISA口座での手数料は各社無料。
※いずれの手数料も税込み
※2024年6月13日現在

以下で2社の違いを詳しく解説する。

取扱銘柄の多さが魅力「SBI証券」

SBI証券の単元未満株は「S株」と呼ばれる。

S株は取扱銘柄数が多いことが最大の特徴だ。S株の取扱銘柄数は約4,000銘柄で、楽天証券の単元未満株(かぶミニ)取扱銘柄数である1,769銘柄の約2倍となっている(2024年6月9日現在)。

VポイントやPontaポイントを使って投資できるのもS株の特徴だ。

多くのネット証券はポイントで投資ができるが、ポイント投資に対応している金融商品や利用できるポイントの種類は証券会社によって異なる。

■単元未満株のポイント投資対応有無
証券会社 対応有無(使えるポイント)
SBI証券 〇(Vポイント、Pontaポイント)
楽天証券 〇(楽天ポイント)
auカブコム証券 〇(Pontaポイント)
マネックス証券 ×
松井証券 ×
※2024年6月13日現在

手数料無料で単元未満株取引をしたい人や、できるだけ多くの選択肢から投資先を選びたい人、VポイントやPontaポイントのユーザーはSBI証券を検討しよう。

\取扱銘柄が豊富/

リアルタイムで取引できる「楽天証券」

楽天証券の単元未満株取引は「かぶミニ」と呼ばれ、楽天ポイントを使ったポイント投資に対応している。楽天ポイントユーザーは、ぜひ楽天証券を検討しよう。

また、楽天証券の「かぶミニ」はリアルタイム取引に対応している。

通常、ミニ株(単元未満株)は約定タイミングが1日数回に制限される「寄付取引」となるため、注文してから約定するまでに時間がかかる場合が多い。

楽天証券は寄付取引に加えて「リアルタイム取引」を選択可能で、通常の取引と同じ時間帯にリアルタイムで売買できる。

■ミニ株のリアルタイム取引対応有無
証券会社 対応有無
楽天証券
SBI証券 ×
auカブコム証券 ×
マネックス証券 ×
松井証券 ×
※2024年6月13日現在

リアルタイム取引には「スプレッド」という手数料が発生するため注意は必要だが、リアルタイムで株の取引をしたい人は楽天証券を検討しよう。

\リアルタイムで株の取引ができる/

ミニ株(単元未満株)についてのFAQ

少額投資でも利益は出る?
少額投資で利益を出すことは可能だが、保有株数が少ない分、短期間で大きな利益を上げることは難しくなる。
例えば、1,000万円を投資した場合と10万円を投資した場合で考えてみよう。1,000万円を元手に年利5%の運用ができた場合、年間50万円の利益を得ることができる。一方、元手が10万円になると、年間の利益は5,000円になる。同じ利回りで運用しても、元本が違うとリターンも差が付く。
ミニ株(単元未満株)では配当金という形で収益を得ることも可能だが、保有している株数が少ない分、得られる金額も少なくなる。配当金額は保有する株数に応じて決められるためだ。株主優待については、単元株以上保有していることを条件にしている企業が多いため、ミニ株(単元未満株)で優待を得られるケースは少ない。
ミニ株(単元未満株)を買い増しして100株になったとき、株主優待など単元株所有者と同じ扱いになる?
買い増して単元株である100株に到達すると、議決権や株主優待権など、一般的な株主と同様の権利を持つことができる。ただし、一度100株に達すると以後、単元未満株として売却することはできなくなり、通常の単元株として100株単位で取引しなければならない点には注意しよう。
ミニ株(単元未満株)でも株主優待はもらえる?
単元株を保有していることを株主優待の条件にしている企業が多く、ミニ株(単元未満株)で株主優待を受けられるケースは少ない。ただし、中には単元未満株でも株主優待を実施している企業もあるため、気になる銘柄があれば企業のIRページなどで調べてみよう。